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<特集>年末商戦を探る(3)=ゲーム―ソニーのPSV登場で競争激化へ

2011/11/25 18:19

 ゲーム業界にとっても年末は繁忙期。特に今年はソニー <6758> が新しい携帯型ゲーム機「プレイステーション・ヴィータ」(PSV)を年末商戦にぶつけてきた。12月17日に国内販売を開始するPSVは、「ゲームボーイ」シリーズから任天堂 <7974> のほぼ独占状態だった携帯型ゲーム機市場で一定のシェアを確保できた「プレイステーション・ポータブル」(PSP)の後継機。PSPよりも画素数で勝るほか、前面はマルチタッチパネルを搭載した有機ELディスプレーを採用し、背面もタッチパッドと独創的な機能を持つ。通信機能はWi−Fiモデルのほか、3G回線にも対応する機種も投入する。都内の大手家電量販店では、「予約は多いが、これから発売されるものということもあり、対応ソフトよりも、メモリーカードを同時に予約される方が多い」(広報)という。

 迎え撃つのは任天堂の「ニンテンドー3DS」(3DS)。全世界で累計販売台数1億4000万台を超えた「ニンテンドーDS」(DS)の後継機として、今年2月に発売を開始した。機能の拡充のほか、「裸眼立体視」が特徴。8月の大幅な値下げにより、「売るほど赤字」(任天堂)ではあるものの、着実に販売台数を伸ばしている。任天堂は急成長した据置型ゲーム機「Wii」の販売が伸び悩むが、この時期になると需要が回復する傾向にあるなど年末に強い。今年はその年末に大型タイトルが集中しているうえ、新色の投入も功を奏し、足元では好みの色を先に手に入れようとするユーザーが多いという。

 前出の大手家電量販店では、「年末は3DS。PSVは年明け」に注力する方針だ。なお、3DSとPSVの予約状況などの感触を聞いてみたところ、「ユーザーが異なるので、単純には比べられない」(同)とのこと。

<関連銘柄>

任天堂 <7974> ―3DSに大型タイトル投入

ソニー <6758> ―PSV発売

コーエーテクモホールディングス <3635> ―無双OROCHI2など

セガサミーホールディングス <6460> ―ロンドンオリンピックなど

バンダイナムコホールディングス <7832> ―PSVにリッジレーサー投入

スクウェア・エニックス・ホールディングス <9684> ―FF13の続編など

カプコン <9697> ―モンスターハンター3Gなど

コナミ <9766> ―実況パワフルプロ野球など

ビックカメラ <3048> ―ブランド品や玩具など品ぞろえ豊富

ベスト電器 <8175> ―九州地盤、ビックカメラ系

ケーズホールディングス <8282> ―北関東地盤、現金値引きで有名

ヤマダ電機 <9831> ―家電量販店の国内最大手

提供:モーニングスター社