株式ニュース



<EMeye>中南米・カリブ諸国共同体立ち上がる、米国の影響力低下は必至

2011/12/06 09:12

 中米、南米、カリブ海の33カ国はベネズエラの首都カラカスで首脳会合を開き、3日に中南米カリブ海諸国共同体(CELAC)を正式発足させた。CELACは、ラ米・カリブ首脳会議を発展させた地域統合を目指す組織。主催国ベネズエラのチャベス大統領は、中南米統合に向け、1時間にもわたり熱弁をふるい会場を盛り上げた。

 今回の設立を苦々しく思っているのは米国だろう。中南米には米国を盟主とする南北米とカリブ海の全独立国35カ国で構成する米州機構(OAS)がある。ラ米・カリブ首脳会議は、もともと中米諸国の武力紛争に介入する米国の影響力を排除し、地域統合を目指して結成された。そのため米国とカナダを外しての新機構設立は当初の予定通りではある。しかし、米国から見れば自国の裏庭と自認してきた地域で統合を目指す組織ができたことは大きな痛手だ。

 ただ、CELAC側から見ても簡単に米国を排除できるわけではない。ほとんどの国は経済的に米国抜きには語れず、反米を唱えるベネズエラでさえ実際は米国が最大の貿易相手。組織設立の趣旨は別にして、米国とどう付き合っていくのかは大きな課題になる。

<CELAC参加国一覧>
 アルゼンチン、ボリビア、チリ、コロンビア、コスタリカ、キューバ、ドミニカ共和国、エクアドル、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、メキシコ、ニカラグア、パナマ、パラグアイ、ペルー、ウルグアイ、ベネズエラ、アンティグアバーブーダ、バハマ、バルバドス、ベリーズ、ドミニカ国、グレナダ、ガイアナ、ジャマイカ、セントルシア、セントクリストファーネビス、トリニダードトバゴ、セントビンセント・グレナディーン、ブラジル、ハイチ、スリナム

提供:モーニングスター社