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<話題>ソニーがPSVitaを17日発売―どうなるゲーム市場

2011/12/16 12:11

 あす17日に、ソニー <6758> が新たな携帯型ゲーム機「プレイステーション・ヴィータ」(PSVita)を発売する。有機ELディスプレーを採用し、前面と背面にタッチパネルを搭載している。WiFiモデルと、NTTドコモ <9437> と手を組んで提供する3Gモデルの2タイプがある。

 ソニーは正確な初回出荷分を公表していないが、15日に会見を開いたソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のアンドリュー・ハウス社長は、国内予約分がすでに埋まったことを明らかにした。世界で約7000万台を販売した現行機の「プレイステーション・ポータブル」(PSP)を上回る目標を掲げている。

 携帯型ゲーム機市場は2000年半ばまで任天堂 <7974> の「ゲームボーイシリーズ」の独壇場が続いていたが、04年12月に発売されたPSPが一定のシェアを確保したことで風穴があいた。スマートフォンの台頭により、ゲーム専用機の存在が危ぶまれているが、約10カ月前に先行して発売された任天堂の「ニンテンドー3DS」は、販売台数が発売開始から42週目で300万台を突破。一部で販売不振も報じられたが、値下げや、年末商戦期の追い上げにより、同じく42週目で300万台を達成し、今日までに全世界で1億5000万台を販売したDSと同じペースを維持している。

 ゲーム業界にとって望ましい展開は、専用機の市場規模が維持されたまま、グリー <3632> 、ディー・エヌ・エー(DeNA) <2432> などの携帯電話を利用したソーシャルゲーム市場が広がること。携帯型ゲーム機の販売が順調に推移すれば、ミツミ電機 <6767> 、ホシデン <6804> 、メガチップス <6875> 、日本写真印刷 <7915> などの関連企業にも注目が集まるほか、ゲーム市場そのものの規模が拡大するにつれて、スクウェア・エニックス・ホールディングス <9684> 、カプコン <9697> 、コナミ <9766> などゲームソフト開発メーカーにとっては収益機会も拡大する。(宮川子平)

提供:モーニングスター社