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<EMeye>ルーマニア首相、反政府デモを嘲笑した外相を更迭

2012/01/25 12:41

 ルーマニアのボック首相は23日の議会演説で、現政権の早期退陣を求める反政府デモが10日間にわたって続いているなか、バコンスキ外相が自身のブログで反政府デモを嘲笑(ちょうしょう)する内容のコメントを掲載したことを遺憾として、更迭したことを明らかにした。オンラインメディアのルーマニア・ビジネス・インサイダーなどが伝えた。

 同首相は演説で、「市民デモは緊縮財政に対する不満や政治家や政府に対する失望が背景にある」としたうえで、「われわれにその責任がある。政治家は襟を正す必要がある」と謝罪の弁を述べている。

 ルーマニアでは1月中旬に新健康保険法の制定をめぐり反政府デモが起こり、24日には主要労組が政府の緊縮財政政策に抗議し、バセスク大統領とボック首相の早期辞任を求める1万人規模の反政府デモを行っている。

 政府は新健康保険法の制定を断念し、同時に同法の制定に反対して解任されたアラファト保健省次官を急きょ復職させているが、政府は世界的な金融危機を乗り越えるため、過去2年間にわたって、VAT(付加価値税)の税率を19%から24%に引き上げたほか、公務員給与の25%削減など厳しい緊縮財政政策を実施してきており、国民の不満は高まる一方となっている。

提供:モーニングスター社