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<EMeye>イスラエル次期ジェット練習機、イタリアが韓国に勝利

2012/02/20 16:21

 イスラエルの各メディアは、イスラエル国防省が次期超音速ジェット練習機に伊アレーニア・アエルマッキ製のM−346を購入するとした。国防軍はM−346を推薦すると発表しており、この推薦を受けてのものと思われる。

 購入機数は30機程度、イスラエル経済紙ハーレーツは契約規模が10億ドル(約790億円)とする。同紙によるとイスラエルは相互調達によりイタリアにも10億ドル規模の装備品購入を要求していくが、イタリアはイスラエル製AWACS(早期警戒管制機)の調達、共同での偵察衛星開発を行う予定だという。

 イスラエル空軍が練習機として使用してきた米ダグラス・エアクラフト(1997年ボーイングにより買収)製A−4退役に伴う代替機の座を、韓国航空宇宙産業(KAI)製T−50とアレーニア・アエルマッキ製M−346が繰り広げていた。一部報道によれば韓国側はT−50採用の引き換えにイスラエル製軍用装備の大量購入を検討するとしていたが、及ばなかった。

 イスラエル国防軍はM−346がT−50に比べ、機能性、安全性、保有戦闘機との類似性など、ほぼすべての面で優れていることが判明したと指摘。また、単発エンジンのT−50に比べ双発だという点も安全面から大きな材料になったとする。M−346は昨年11月にドバイ航空ショーで展示されていた試作機がドバイ出発後に墜落したが、墜落の詳細な分析を受けた結果プロトタイプにおける生産の問題で発生したものであり、生産機では修正されているとした。

 イスラエルの防衛関連銘柄としては、イスラエル・エアクラフト・インダストリーズ(IAI)、エルビット・システムズなどがある。

提供:モーニングスター社