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新興市場トップピック=インスペックが大規模受注を獲得

2012/03/09 08:08

 8日の新興市場はIPO(新規上場)が話題を独占。マザーズ指数が3日続落、日経ジャスダック平均が3日ぶりに反発したが、ネット株の動きは引き続き鈍い。注目ルーキーとして登場したアイスタイル <3660> は期待通りの人気を集めて初値は公開価格の94%高となった。後場に初値を形成したにもかかわらず売買代金もマザーズ市場の約3分の1を占めた。逆を言えばマザーズ以上の既存銘柄への物色は引き続きおとなしく、アイスタイル分を除くと前日と同じ程度の低水準。アイスタイルは初値形成後、売り優勢となったが、多くの投資家が参戦した銘柄でもあり、9日以降の値動き次第では新興市場に影響を与える可能性もありそうだ。(小泉健太)

<以下、9日付株式新聞より抜粋>

 半導体検査装置のインスペック <6656> がストップ高。7日、台湾大手基板メーカーから最終外観検査装置を一括受注することで合意したと発表した。

 来年末までに総額13億円強を販売する予定で、来4月期以降の売上に寄与する。今期の単体売上高は7億円(前期比5.7%減)と予想しているだけに、受注規模のインパクトは大きい。今期は経常損益が8000万円の赤字(前期は4900万円の黒字)予想だが「今回の受注案件が予定通りに進めば来期は黒字に復帰できる見込み」(IR担当)としている。

 業績低迷から決算短信には継続企業の前提に対する疑義注記が付され、1月には時価総額からの上場廃止リスクも高まった。市場では今回の受注を契機に状況が一変するとの期待が高まった。

 2月14日には台湾メーカーからの初受注を発表し、同15日の株価が上昇していた。同社株は受注の発表が材料視されやすい傾向がある。

提供:モーニングスター社