株式ニュース



日経平均60円安、先物主導で戻り試す=3日後場

2009/07/03 15:38

 3日後場の日経平均株価は前日比60円08銭安の9816円07銭と3日続落。引けにかけて、先物に大口の買いが観測されると戻り歩調を強めたが、25日移動平均線(9818円)は回復できなかった。米国の3連休を前に手控えムードが広がり、手じまい売りが上値を抑える一方、為替の落ち着きなどを背景に下値も限られた。東証1部の出来高は18億7071万株と6月26日以来、1週間ぶりに20億株割れ。売買代金も1兆3545億円と低調だった。騰落銘柄数は値上がり535銘柄、値下がり1055銘柄、変わらず108銘柄。

 大和証券SMBC グローバル・プロダクト企画部情報課の高橋和宏部長は「米6月雇用統計も特別悪いというものではなく、景況感が大きく悪化したとの見方はない。週明けは8日のアルコアから米企業決算が出始める。米企業も見通しを控えめに見積もっていることから、業績予想の修正などが期待される。半面、国内企業は修正に消極的とみられ、第1四半期決算で中間期見通しを修正してくる企業は多くなさそうだ。下値は限られるが、1万円台を試すのも難しい」と指摘している。

 業種別では、レンゴー <3941> 、北越紙 <3865> などパルプ・紙株は業種別値下がり率トップ。商船三井 <9104> など海運株もさえない。ファーストリテ <9983> 、7&iHD <3382> など小売株にも売りが継続した。国際帝石 <1605> 、新日石 <5001> など石油関連株も下押した。米国特許延長の可能性が消滅したエーザイ <4523> など医薬品株も軟調。新日鉄 <5401> など鉄鋼株や、三菱商 <8058> など商社株の戻りも鈍い。日通 <9062> 、東急 <9005> など陸運株も売りが優勢となった。

 半面、大和総研がレーティングを引き上げたブリヂス <5108> などタイヤ株は上昇。公募増資を発表したオリックス <8591> などノンバンク株も高い。三菱UFJ <8306> など銀行株の一角もしっかり。カルソカンセ <7248> 、トヨタ紡織 <3116> など自動車関連株も継続物色され、キヤノン <7751> などハイテク株も引き締まった。GSユアサ <6674> 、明電舎 <6508> 、ミヤチテクノス <6885> など材料株も堅調。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、25業種が下落した。

[ 株式新聞速報ニュース/KABDAS−EXPRESS ]
提供:モーニングスター社