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09年は冷夏到来!?(1)=即席めんメーカーの懐は温まる?

2009/07/10 20:02

 ジワリと冷夏の可能性が広がってきた。富士山では残雪の多さから7月1日の山開き当日の登頂を禁止。山開き当日に登頂できないのは、1997年以来12年ぶり。冷夏を招く可能性のあるエルニーニョ現象も観測されている。一方で、気象庁は今夏の気温が平年並みとの観測は変えていない。

 冷夏・猛暑の基準は東日本(北海道除く)が平年に比べ0.5度上下で推移した場合、西日本(沖縄除く)は同0.2度上下して推移した場合を指す。6月から現在までの平均気温は平年に比べ東日本で+0.6度、西日本で+0.5度高く推移している。しかし、7月からの数値に変えると東日本は+0.2度だが、西日本は−0.5度と大きく下げている。これは6月下旬から西日本を中心に集中豪雨が続き日照時間が減少したためだ。また、前述したようにエルニーニョ現象も観測されたこともあり、冷夏を指摘する声が出始めた。

 前回、冷夏となったのは1993年と2003年。気象庁は平年並みとの予報を崩していないが、「少なくとも03年当時の3カ月予報は平年並みだった」(気候情報課)としており、長期予報は外れることも十分あり得る。
 冷夏が好影響を与えるのは東京ガス <9531> をはじめとするガス会社。家庭用を中心に給湯需要が生まれ、好調が続いた。即席めん業界もプラス。お湯を使用する即席めんは冷夏に売上を伸ばす。日清食品ホールディングス <2897> は、03年は7月に即席めんの売上を前年比で13%伸ばした。業界全体でも03年は好調な数字となっている。

 また、コメが不作となる可能性もあり、米価が上昇すれば米卸は恩恵を受ける。「一部地域で冷夏が発生した場合、生産量の減少で卸価格が上昇する可能性がある」(木徳神糧 <2700> )。ただ、03年の冷夏の時にはコメ不足が予測された時点で卸業者がコメ確保に走ったものの、需要が予想ほど伸びず結果的に卸が高いコメを抱えることになった。
 その他のプラス銘柄としてはホクト <1379> 、雪国まいたけ <1378> なども挙げられる。

[ 株式新聞速報ニュース/KABDAS−EXPRESS ]
提供:モーニングスター社