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ETFインタビュー:ユニークな切り口のETFで差別化=三菱UFJ投信・代田氏

2009/07/15 18:03

 三菱UFJ投信は7月17日、三菱グループの上場企業の株式に投資するETF(上場投資信託)「MAXIS S&P 三菱系企業群上場投信(MXS三菱)」 <1670> を東京証券取引所に上場する。MXS三菱は、同社がこれまで設定したETFの中でも、上場前の段階で最も多くの問い合わせがきているといい、投資家の注目度が高い。MXS三菱の設定の背景や連動する指数の特徴、今後の商品戦略について、三菱UFJ投信商品企画部長の代田秀雄氏に聞いた。

 ――特定の企業グループの株式を投資対象としたETFは世界でも珍しいが、MXS三菱を設定する理由は何か。
 「三菱UFJ投信はETF業界の中では後発のため、他社商品との差別化が必要と考えている。そこで重視しているのがこれまでのETFになかったユニークな切り口だ。MXS三菱は特定の企業グループの株式に投資する日本で初めてのETFとなる。韓国のサムスングループに投資するETFが海外ですでに上場していたため、MXS三菱が世界初の企業グループETFとはならなかったが、今回のように新しいタイプのETFを投入することで投資家のすそ野を広げていきたい」

 ――MXS三菱が連動する「S&P 企業グループ指数−三菱系企業群−」はどのような指数か。
 「この指数は三菱グループに属すると一般的に認識されている上場企業26銘柄で構成されている。各セクターで市場シェアが高い企業が多く含まれており、業種分散が図られている点が特徴だ。指数のボラティリティ(変動性)はTOPIXより大きいが、2001年4月2日−2009年6月30日までのパフォーマンスをみると、TOPIXをほとんどの期間で上回っている」

 ――三菱系企業の株式に投資する商品としては、東京海上アセットマネジメントが運用する投資信託「ダイヤセレクト日本株オープン」があるが、MXS三菱との違いは何か。
 「MXS三菱は指し値注文(売買価格を指定した注文)ができるといった、ETFの取引上の利便性がある。また、信託報酬が税抜き・年0.50%とダイヤセレクト日本株オープン(税抜き・年0.95%)に比べて低く抑えられている」

 ――今後のETFの商品戦略はどのように考えているか。
 「三菱UFJ投信ではこれまでにTOPIX、TOPIXコア30、日経平均株価に連動するETFを上場してきたが、今後も日本株ETFのラインアップを増やし、新たな投資家を呼び込みたい。また、株式以外の資産クラスを投資対象としたETFも拡充する方針だ」
提供:モーニングスター社