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来週の東京外国為替市場見通し=G20前に手控えムード、世界景気の減速感も重し

2018/11/22 16:58

 予想レンジ:1ドル=112円30銭−114円20銭

 19−22日のドル・円は堅調に推移した。週初19日は、米11月NAHB(全米住宅建設業協会)住宅市場指数が市場予想を下回ったことから、ドル売りが優勢となった。20日のドル・円は下げ渋り。原油先物価格が急落する中、対資源国通貨でドルが上昇した他、米10月住宅着工件数が改善されたことなどが好感された。21日のドル・円は小動き。米国株市場が上昇する場面ではドル買い・円売り優勢となったが、弱い米経済指標の発表を受け、ドル・円の上値は限定的だった。感謝祭の祝日前ということでもあり、動意は乏しかった。

 23日は米国のブラックフライデー。小売店で大規模なセールが開催される日で、米消費動向の指標とされるケースもある。米景気にやや減速感が見られる中、19年春でFRB(米連邦準備制度理事会)の利上げが打ち止めになる可能性も指摘されており、結果次第ではドルの重しとなる可能性がある。

 26日の週は、週末アルゼンチンで開催されるG20(20カ国・地域)首脳会議に関連した話題が中心となりそうだ。世界経済に大きな影を落としている、米中貿易摩擦問題では、G20でトランプ米大統領と習近平国家主席が会談する見通し。米中貿易摩擦問題の解決に向け両者が歩み寄れるかが最大の焦点となりそうだ。また、22日には、サウジ記者殺害事件への関与が疑われているサウジアラビアの事実上のトップであるムハンマド皇太子が、同首脳会議に出席する予定と報じられた。トランプ大統領は、同問題について幕引きを図る方針を示しているが、各国が再び問題視する姿勢を見せれば、リスクオフの動きとなる可能性は否定できない。

 米重要経済指標の発表では、7−9月期GDP(国内総生産)改定値、10月中古住宅販売件数などが発表される。

 ドル・円は、テクニカル的に日足一目均衡表の抵抗帯「雲」を脱し、目先は先高感があるが、週末に控えるG20を前に手控えムードが強いことや、世界景気の減速感などから積極的にドルを買い上がる状況は想定しにくい。上値メドは直近高値の114円20銭程度、下値メドは20日安値の112円30銭程度。

提供:モーニングスター社

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