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<新興国eye>トルコ中銀、19年の金融政策と為替相場に関する基本方針を公表―物価安定に全力

2018/12/07 11:08

 トルコ中央銀行は5日、19年の金融政策と為替相場に関する基本方針を発表し、その中で19年の物価安定のため、あらゆる手段を講じる考えを明らかにした。地元紙デイリー・サバ(電子版)が伝えた。

 また、中銀は19年の金融政策決定会合を8回(1月11日、3月13日と4月30日、6月19日、7月31日、9月19日、10月31日、12月19日)開催し、これまで通り、1週間物レポ市場での公開市場操作(オペ)を主要な金融政策手段としていくことや、為替政策についても変動相場制を維持するとしている。

 ただ、通貨リラ安の進行による輸入インフレ加速を阻止するため、「もし、為替相場の動きが恒久的に物価安定に悪影響を及ぼす場合、中銀は金融政策スタンスを変え、必要な対応をとる」と、通貨防衛上、利上げする可能性を示した。

 中期のインフレ目標についてもこれまで通り、5%上昇とすることで政府と合意したとしている。現在のインフレ状況は、トルコ統計局が3日発表した11月CPI(消費者物価指数、03年=100)が前年比21.62%上昇と、前月(10月)の同25.24%上昇や市場予想の22.61%上昇を下回り、3月以来8カ月ぶりの改善となった。

 11月のCPI統計の結果については、トルコのアルバイラク財務相がツイッターで、「インフレ抑制策が効果を発揮した結果だ」と指摘し、「インフレの大幅低下は始まったばかりだ。今後もCPIの伸び率の減速傾向が続く」との認識を示している。同国のCPIは8月に17.9%上昇だったが、9月に一気に24.5%上昇に伸びが加速。10月にピークに達していた。同相が9月20日に発表した経済予測では、インフレ見通しは18年が20.8%上昇、19年は15.9%上昇、20年には9.8%上昇、さらに21年には6%上昇になると予想している。

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提供:モーニングスター社

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