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来週の東京外国為替市場見通し=米政権運営への懸念で上値重い展開か

2018/12/28 17:12

 予想レンジ:1ドル=108円10銭−112円60銭

 12月24−28日のドル・円は下落した後、小幅に反発した。クリスマス休暇で市場参加者が減少する中、25日には8月以来となる1ドル=110円割れまでドル・円は軟化した。米政府機関閉鎖の長期化やトランプ米大統領がパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の解任を検討していると伝わり、リスクオフのドル買い・円売りが進んだ。26日のドル・円は急反発した。米国株式市場でNYダウが過去最大の上げ幅を記録し、投資家のリスク回避行動が一服した。27日のドル・円は軟調。米12月消費者信頼感指数が弱い結果となった他、米国株式が乱高下したことで、投資家がリスク回避行動をとった。週末28日のドル・円も上値が重く推移している。

 12月31日の週は、年末年始に差し掛かり、市場参加者が減少することから、方向感の乏しい展開が予想される。もっとも、米政府機関閉鎖の長期化など米トランプ政権運営に関わる懸念はドルの重しとして意識される。注目は4日発表予定の米12月雇用統計。米景気に対する先行き不透明感が強まれば、FRBの利上げペースのさらなる鈍化や一旦停止との見方に傾く可能性がある。米政府機関閉鎖の影響を受け、発表が延期される可能性がある点には注意が必要だ。また、同日にはパウエルFRB議長の発言機会もあるため、注意しておきたい。米経済指標では3日に12月ADP雇用統計、12月ISM製造業景況指数などが発表される。

 中国では12月31日に12月製造業PMIの発表がある。米中貿易摩擦の影響など、中国経済減速に対するリスクも警戒しておきたい。

 ドル・円は、1ドル=110円割れの水準ではドル買い・円売りが強まると見られるが、この水準を割り込めば、5月の安値である108円台前半程度までの下押しが想定される。上値メドは25日移動平均線や13週移動平均線が控える112円60銭近辺。

提供:モーニングスター社

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