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来週の東京外国為替市場見通し=米中通商協議進展へ期待、200日線がターゲット

2019/01/18 17:32

 予想レンジ:1ドル=108円00銭−111円70銭

 14−17日のドル・円は上昇した。週初14日は、中国12月貿易統計で輸出と輸入が市場予想に反してマイナス成長となり、中国経済の減速懸念がドル・円の押し下げにつながった。15日、中国政府が景気対策を講じるとの観測から日中株高となり、ドル・円は反発した。16日は日経平均株価の反落を背景にドル売り・円買いが進んだが、米金融大手の好決算を受け米株式市場が上昇、ドル買い・円売り優勢に転じた。17日、米1月フィラデルフィア連銀製造業指数の好結果やムニューシン米財務長官が対中関税の撤廃を提案していると伝わったことなどが材料となり、米株高・金利高を背景にドル・円は上伸した。

 週明けのドル・円は上値を試す可能性がありそうだ。中国の劉鶴副首相が30−31日にかけて訪米し、米国のライトハイザー通商代表やムニューシン財務長官と米中通商問題を協議する予定で、足元の金融市場は協議進展を織り込み始めた。加えて、中国関連であるインテルが決算発表を予定しているが、市場の期待値は低いとみられ、ネガティブサプライズがなければ株高がドル買い・円売りを促すとみられる。ただ、米政府機関の一時閉鎖が長期化し、米新築住宅販売件数や米小売売上高など経済指標の発表が滞っている。先行き不透明感がマーケットの重しとなりやすい点には引き続き注意したい。

 経済イベントは、米12月中古住宅販売、日銀金融政策決定会合、ECB(欧州中央銀行)理事会などがある。日銀は金融政策据え置きも物価見通しを引き下げる可能性が高いとの見方が大勢となっている。ECBは前回理事会でQE(量的緩和)を打ち切った。償還債券の再投資の方針変更や将来の利上げ開始が想起される発言が出るか否かに注目したい。

 ドル・円は17日終値200日移動平均線近辺の111円20銭がターゲットとなり、この水準を抜けてくると13週と26週の移動平均線が重なる111円70銭近辺までの上昇も視野に入る。下値メドは108円ちょうど。

提供:モーニングスター社

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