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来週の東京外国為替市場見通し=大型経済イベント集中、連休中の「フラッシュ・クラッシュ」に警戒

2019/04/26 17:24

 予想レンジ:1ドル=110円00銭−113円00銭

 4月22−25日のドル・円は下落した。週初22日は、海外でイースターマンデーとなる地域が多く、小動き。23日は、堅調な米3月新築住宅販売件数が相場を支えた。24日、世界経済の先行き不透明感がドル・円の重しとなるも、その後ユーロに対しドルが買われ、ドル・円も上昇した。25日まで開催の日銀金融政策決定会合は金融政策を据え置き。同日、一部の決算悪化が米国株を下押しし、円買いとなった。

 日本が大型連休に突入する中、ドル・円は経済イベントが集中。目先は米1−3月期GDP(国内総生産)速報値をにらんだ展開となる。アトランタ米地区連銀の予測モデル「GDPナウ 」によると、同四半期の実質GDP成長率予想は2.7%(4月25日基準、前四半期実績は同2.2%)と強気の数字。週央にはFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催される。市場では政策金利の据え置きを予想。今回会合で経済見通しは開示されないが、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の会見は予定されており、緩和的な金融政策スタンスに変化が見られた場合は相場の変動要因となり得る。

 ただ、週末には米4月雇用統計の発表が控え、身動きの取りにくい相場展開も予想される。他にも、米3月個人所得・消費支出、米4月消費者信頼感指数、米4月ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計、米4月ISM(米供給管理協会)製造業景況指数、米4月ISM非製造業景況指数など、重要経済指標が目白押しだ。

 米中貿易問題では、閣僚級の通商協議を再開予定。5月下旬にも米中首脳会談で最終合意を目指すとされるが、協議難航が伝われば投資家心理を冷やしかねない。また、本格化する米企業決算を受けた株価の動きがドル円を左右する場面も増えそう。特に現地4月30日予定のアップル(AAPL)の決算は、当面の米国株の方向性を決定付けそうだ。

 チャート上でドル・円は、1ドル=112円台前半で再三上値を抑えられており、この水準の上抜けが焦点。一方、心理的フシとなる110円が下値メド。ただ、日本の大型連休中に相場が一瞬で急変する「フラッシュ・クラッシュ」への警戒も強まっており、十分注意したい。

提供:モーニングスター社

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