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明日の日本株の読み筋=神経質な展開か、為替動向に注視

2019/06/04 17:21

 あす5日の東京株式市場は、神経質な展開か。米中貿易摩擦の長期化懸念とともに、円高・ドル安への警戒感も続き、為替動向によっては不安定化することが予想される。ブラード・米セントルイス連銀総裁が現地3日、米利下げは近く正当化される可能性があるとの見解を示した。これを受け、米利下げ観測の高まりからドル売りが優勢となり、1ドル=107円80銭台(3日東京時間の終値は108円24銭−26銭)と約5カ月ぶりの円高・ドル安水準を付けた。現地4日にはパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長、ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁の発言が予定され、内容いかんではドル・円に影響を与え兼ねない。市場では、「円高が進む局面では海外投資家は先物を売ってくる。先行き(日経平均)2万円割れを覚悟しておく必要があろう」(銀行系証券)との声も聞かれる。

 ただ、外部環境が落ち着くようなら、連日の下げの反動で改めてリバウンドの動きが意識される。東証が公表する4日のカラ比率は47.3%(前日は48.5%)と高い水準を保っており、買い戻しを誘発しやすい面もある。

 4日の日経平均株価は小幅ながら5営業日続落し、2万408円(前日比2円安)引け。朝方は、直近4営業日で850円近く下げていたことで自律反発狙いの買いが先行したが、その後円高・ドル安が警戒され、下げに転じた。円が強含むとともに中国・上海総合指数安も重しとなり、下げ幅は一時120円を超えた。一巡後は下げ渋り、後場は円高一服や日銀のETF(上場投資信託)買い観測もあって再度プラス圏入りする場面もあった。ただ、買いは続かず、大引けにかけて小安い水準で推移した。

提供:モーニングスター社

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