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来週の東京外国為替市場見通し=米利下げ幅0.25ポイントならドル・円の下値限定的か

2019/07/26 17:28

 予想レンジ:1ドル=106円70銭−110円00銭

 22−26日のドル・円は上昇した。週明け22日はFOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げ幅が0.25ポイントとなるとの観測からドルが買い戻され、ドル・円は底堅く推移。23日は米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表が29日に訪中すると報じられ、米中通商協議の進展期待が高まってリスクオンのドル買い・円売りが強まった。24日、足元でドルが買われていたこともあり、欧州の弱い経済指標を受けた対ユーロでの円買いが対ドルにも波及。25日は、ECB(欧州中央銀行)理事会で利下げ幅など踏み込んだ議論がなかったことが分かり、市場が期待したほど緩和に前向きではないとの見方から欧州国債利回りが上昇すると米長期金利もツレ高。米6月耐久財受注が市場予想を大幅に上回ったことも支援材料となり、ドル買い・円売りが加速した。26日の東京時間はドル買いが一服し、小動きとなった。

 少なくとも市場の最大の関心事である30−31日のFOMCを通過するまで身動きが取りづらい。市場では0.25ポイントの利下げに踏み切るとの見方が大勢を占めており、予想通りなら一時的にドル売り・円買いが強まったとしてもドル・円の下値は限られるだろう。足元では比較的良好な米経済指標もみられ、利下げによる米景気の回復期待が高まれば次第にドル買い・円売りが強まりそうだ。一方、0.50ポイントの利下げ観測もある。予想以上の利下げ幅となればドル・円は下値を探ることになりそうだ。現状でほぼ見込まれていないが、仮に金利据え置きとなれば米景気の先行き不透明感などからリスク回避のドル売り・円買いが優勢となる恐れがある。FOMCを通過しても、週末の米7月雇用統計など重要経済指標を控えており、引き続き神経質な展開が続きそうだ。

 また、FOMCの前に開かれる日銀金融政策決定会合では、「20年春まで低金利を継続する」としたフォワードガイダンス(政策指針)の延長(強化)が議論されるとの見方もある。

 ドル・円の上値メドは心理的フシ目の110円ちょうど。下値メドは米6月雇用統計やFRB(米連邦準備制度理事会)高官発言などを受けて0.50ポイントの利下げ観測が後退する前の水準でもある6月安値の106円70銭近辺。

提供:モーニングスター社

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