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来週の東京外国為替市場見通し=米中通商問題に懸念、米経済指標悪化なら105円目指す展開か

2019/08/02 17:21

 予想レンジ:1ドル=105円00銭−108円45銭

 7月29−8月2日のドル・円は週後半にかけて下げ足を速めた。7月31日に注目のFOMC(米連邦公開市場委員会)でFRB(米連邦準備制度理事会)が0.25ポイントの利下げ決定、0.50ポイントの利下げを予想する向きもあり利下げ幅が限定的だった他、パウエル議長の会見がタカ派的だったことから、直後はドル買い優勢だった。ただ、8月1日に発表された弱い米7月ISM製造業景気指数を受けて追加利下げ観測が強まった他、トランプ米大統領が中国製品に追加関税を課す方針を示したことから、ドル売り・円買いに傾いた。週末2日は日本株が急落する中、リスクオフのドル売り・円買いが続いた。

 目先は2日発表の米7月雇用統計の結果に注目が集まる。追加利下げ観測が強まっているが、今後の米利下げペースを占う上で、市場では非農業部門雇用者数に加え、賃金動向にも注目が集まっている。

 再び米中通商問題へ関心が移る。トランプ米大統領は1日、ほぼすべての中国製品に関税を課す対中関税「第4弾」を9月1日に発動すると表明した。中国側の反発は必至で、再び世界景気の先行き不透明感から、投資家のリスク回避姿勢が強まり、ドル・円の上値の重しとなりそうだ。

 米経済指標では、今後の利下げペースを占う上で、米7月ISM非製造業景況指数、米7月生産者物価指数には注目したい。FRB高官では、ブラード米セントルイス連銀総裁、エバンス米シカゴ連銀総裁などの発言機会がある。FOMCを終えたばかりで新たな材料は出にくいと見られるが、雇用統計を受けた今後の金融政策に対する見方などに言及するか見極めたい。

 米追加利下げ観測が高まる中、ドル・円の次の下値メドは6月25日に付けた106円75銭近辺。この水準を割り込むと、18年の安値水準である105円割れの水準も見えてくる。上値メドは13週移動平均線がある108円45銭近辺。

提供:モーニングスター社

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