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9日の東京外国為替市場見通し=ギリシャの政局混迷、リスク回避の展開か

2012/05/09 08:50

予想レンジ:1ドル=79円60銭−80円10銭

 9日の東京外国為替市場では、リスク回避の動きが強まりそうだ。ギリシャの政局混迷からユーロが売られやすい一方、リスク回避目的のドル買い、円買いが出やすく、ドル・円は79円台後半でこう着感を強めそう。79円台半ばでは海外勢のドル買いが強く、ドルの円に対する下値余地は限定的になると見られる半面、80円台では輸出企業のドル売り・円買いが予想される。

 ギリシャの政局混迷が投資家心理を冷やす可能性が高い。6日に行われた総選挙で第一党となった新民主主義(ND)のサマラス党首が連立協議を断念。第二党で緊縮財政に反対する急進左派連合に組閣要請が移っているものの、連立政権の樹立は困難な情勢になっている。調整が不調に終わった場合は再選挙が数カ月以内に実施される見通し。

 再選挙が行われた場合、結果次第では財政再建に反対するギリシャ国民の声に押される形でEU(欧州連合)やIMF(国際通貨基金)との合意が破棄され、ギリシャがユーロ圏を離脱することもあり得る。しばらくはギリシャの政局やユーロ圏の財政不安に対する投資家の見方が、為替相場を大きく左右する材料となりそうで注意したい。(宮本裕之)

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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