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米モーニングスターコラム:エネルギー株には上昇余地、その次に来るのはヘルスケアなどディフェンシブ

2009/09/14 17:56

 正しいときに正しいセクターに投資していれば、すぐに大金を稼げるだろう――これは著名投資家ピーター・リンチ氏の言葉だ。金融株や素材株などがこれまで大きく上昇したが、世界的な景気回復がまだ道半ばであると考えるならば、次に騰勢を強めることが期待できるセクターはエネルギー株になると米モーニングスターでは予想している。

 エネルギー関連株への投資を可能にするETF(上場投資信託)の値動きをみると、「iシェアーズ・ダウ・ジョーンズ・US・オイル&ガス・エクスプロレーション&プロダクション(IEO)」や「iシェアーズ・ダウ・ジョーンズ・US・オイル・エクイップメント・インデックス(IEZ)」が3月9日からそれぞれ58%、66%も上昇している。しかし、米モーニングスターのアナリストがこれらのETFの構成銘柄の予想適正株価を分析したところ、IEOが投資対象とする石油・天然ガスの探査・生産企業の多くは株価にさらに上昇余地があることが分かった。

 エネルギー株の次は生活必需品やヘルスケアセクターに出番が回ってくるとみている。両セクターの大型優良株は3月以降の反騰相場にほとんど加わることがなかったため割安感がある。また、足元の株式相場の上昇が実体経済を反映しておらず、行き過ぎではないかと懸念する投資家にとっても、生活必需品やヘルスケアはディフェンシブ銘柄として良い選択肢になると考えられる。

 生活必需品を手掛ける企業に投資するETFでは、「コンシューマー・ステープルズ・セレクト・セクター・SPDR(XLP)」に注目している。ヘルスケア関連株では、バイオテクノロジーや製薬株などを対象とする「iシェアーズ・S&P・グローバル・ヘルスケア(IXJ)」や医療機器メーカーに投資する「iシェアーズ・ダウ・ジョーンズ・US・メディカル・デバイシズ(IHI)」が候補となるだろう。

 生活必需品やヘルスケアセクターのETFは短期間で大きな利益を得るためのツールとしては適切ではないかもしれないが、資産の目減りを防ぐことが長期間にわたって富を築くための重要なカギになると考えれば、投資価値はあるだろう。
 (8月26日付コラムを抄訳)

提供:モーニングスター社

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