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為替相場の見方:菅財務相が次期首相なら「円安発言」の反応は一段と大きい=外為どっとコム総研・植野氏

2010/06/02 11:32

 外為どっとコム総合研究所 社長兼主席研究員・植野大作氏――2日の東京外国為替市場では、鳩山由紀夫首相が辞任の意向を示したとの報道を受けて円売りが進んだ。政局の不透明感から海外勢の短期筋を中心に円売りが出たとみられる。目先の注目点は日本の株式市場が引けたあとの欧州勢が参入し始める時間に、このニュースが蒸し返されるかどうかだ。

 誰が次の首相になるかはまだ分からないが、仮に菅直人副総理兼財務相が次期首相となれば、円高容認のスタンスではないだろう。菅氏が財務大臣に就任したあとに「円安が望ましい」などと発言したことは市場参加者の記憶に残っている。財務大臣の立場ではなく、首相の立場として為替についての発言をすれば、市場での瞬間的な反応はこれまでよりも一段と大きくなるとみられる。

 もっとも、為替相場は基本的に経済のファンダメンタルズで決まるため、菅氏が首相になったからと言って何カ月も円安のトレンドが続くとは思えない。また、参院選の結果や連立政権の枠組みがどうなるかによっても、為替相場に与える影響は異なると考えられる。

提供:モーニングスター社

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