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26日の東京外国為替市場見通し=スイスフランに注目、欧州懸念さらに強まれば対ユーロで一段高か

2011/05/26 08:35

予想レンジ:1ドル=81円50銭−82円21銭

 26日の東京外国為替市場では、対ユーロでのスイスフランの上昇が続くかに注目したい。ギリシャの債務再編をめぐる懸念など、欧州の財政問題が引き続きユーロの重しとなっている。一方、スイスフランが安全通貨として選好されている。25日のNY時間には、ユーロ売り・スイスフラン買いが一段と進行。ユーロ・スイスフランは1.2271フランまで下落して史上最安値を付けた。

 足元では円やドルに対してユーロがいったん買い戻されている。しかし、スイスフランに対してユーロ売りが継続していることは、ギリシャ問題が引き続き市場で警戒されていることの表れとみる向きがある。25日の東京時間にはギリシャのパパンドレウ首相が辞任するといった出所不明のうわさが出たことなどでユーロが売られた。引き続きギリシャ関連の悪材料に注意する必要があるだろう。東京時間に1.2271フランを割り込んで再び史上最安値を更新すれば、対円や対ドルでもユーロ売りが進むことが考えられる(午前7時40分現在、ユーロ・スイスフランは1.2291フランで推移)。

 もっとも、25日には米国株式が4営業日ぶりに反発したほか、NY原油先物価格が1バレル=101ドル台まで続伸し、終値(101.32ドル)では10日以来の高値となった。26日の東京時間にアジアの主要株価指数が堅調に推移し、原油価格が強含めば、投資家のリスク許容度改善からユーロが買い戻される可能性がある。

 ドル・円はもみ合いか。19日以降は81円台前半から82円台前半の狭いレンジで推移している。足元ではクロス円が底堅く推移していることがドル・円のサポート要因となっている。一方、米金利の上値が重く、ドル・円がさらに上昇する展開にはなっていない。26日の東京時間も特段の材料がなければ、ドル・円は方向感が出にくいと予想する。上値メドは24日の高値82円21銭をみている。(坂本浩明)

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提供:モーニングスター社

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