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ビットコインは1年で10倍以上に値上がり!
急拡大する仮想通貨取引で事前チェックしたいポイントは?

 ビットコイン(BTC)の価格が上昇している。今年1月の取引価格は12万円程度だったが、12月には130万円超の価格で取引されている。1年足らずの間で10倍を超えた。主要な資産(指数)の年初来値上がり率(12月5日まで)はアルゼンチン株価指数56%など数10%の値上がり率に過ぎないことから、値上がり率の次元が違う。ビットコインをはじめとした仮想通貨を、資産運用に取り入れられないかという考えも広がりつつある。ただ、ビットコインは世界中で取引されているが、その取引価格は取引所によって異なることには注意が必要だ。

主要な指数の年初来の値上がり率は、こちら

仮想通貨法の施行で急拡大する日本のビットコイン取引

 ビットコインは、マイニング(採掘)というビットコインの運営に必要な計算処理を実施する対価として受け取る方法があるが、取引所での売買で取得・換金するのが一般的になってきた。ビットコインの取引所は、日本国内でも金融庁への登録ベースで15カ所の取引所があり(12月1日現在)、その数が増え続けている。世界各国にも多数の取引所が開設されている。この取引所数の増加は、米ドルや日本円などの通貨の取引を行うFX(外為証拠金取引)事業者が、FX取引への関心が高まる中、どんどん増えていった当時を思い起こさせる。

 FXは米ドルや日本円などの法定通貨が取引の対象だが、ビットコインなどを取り扱う取引所は、仮想通貨を取引対象にしている。ビットコインの他にも、ビットコインからわかれたビットコインキャッシュ(BCH)イーサリアム(ETH)リップル(XRP)など、いくつもの通貨が取引されている。そして、現在は新たな仮想通貨も生まれ続けている状況にある。

 仮想通貨は、必ずしも裏付けとなる資産を持つものではない。ビットコインのように広く流通している一部の仮想通貨は、ECサイトやリアル店舗などで現金(法定通貨)の代わりに利用できるものもあるが、「インターネット上でやりとりされる電子データ」という域を出ていないものも少なくない。取引所で売買される仮想通貨の価格は日々変動し、場合によっては急落したり、突然無価値になってしまう可能性もある。

 日本は、昨年5月に世界に先駆けて「情報通信技術の進展等の環境変化に対応するための銀行法等の一部を改正する法律」を設け、資金決済法の改正によって仮想通貨の規定(仮想通貨法)を整備した。仮想通貨の取引所も金融庁に届け出て一定の基準を満たした仮想通貨交換業者のみが行うように定めている。新法は、今年4月に施行され、法律が施行されたことによって、新しいビジネスとして仮想通貨取引が急速に拡大している。

取引所によって異なる価格、スプレッド

 取引所が異なると、取引コストも異なる。また、「ビットコインの価格」も、取引所によってまちまちだ。これは、FXの取引価格が、取引業者ごとに異なることに似ている。法定通貨には、多くの金融機関が参加する市場で決まるインターバンクレート(銀行間の取引レート)があり、基本的に各通貨の取引レート(両替率)は1つになるが、実際の両替等で適用されるカスタマーズレート(顧客向けレート)は、銀行などが決めているので、銀行や両替商によって異なるレートになっている。

 FX取引の場合、各FX事業者を利用している人の間で取引が完結するため、他の取引事業者の価格とは関係なくFX取引事業者ごとに、刻々と変化する為替レートが決まっている。基本的に価格の変化の方向性や変動率はインターバンクレートに沿っているものの、FX取引事業者によって、その日の高値、安値などが異なることは当たり前のことになっている。

 仮想通貨の取引は、法定通貨のような伝統的な銀行間取引の実績などがないまま、自然発生的に生まれているため、価格変動率がより大きな市場になっている。1年間に10倍も値上がりするような市場は、反対に10分の1になる可能性もある。それだけに、取引所間の価格の差も小さくない。

 たとえば、12月6日のビットコインの価格を国内の取引所で比較すると、もっとも高い価格は139万5,249円で、もっとも安い価格137万7,560円と比較して1万7,689円の差がある。また、売り買いのスプレッド(価格差)も取引所によって違う。スプレッドは、一般に売買頻度が高い方が狭くなる。12月6日の取引事例では、同じビットコインの取引で、スプレッドが12円から、3万5,239円まで大きな違いが出ている。取引価格やスプレットの差は一定ではなく、取引の状態(上げ下げの相場の方向の違い、取引量の多い少ないなど)によって異なる。このスプレッド差は取引コストとして決して無視できない。

主要な取引所のビットコイン価格とスプレッドの違いは、こちら

モーニングスターが主要4通貨の時価と比較情報を提供

 モーニングスターでは、各取引所から情報提供を受けて、仮想通貨の価格変化が一目でわかるサイトを開設し、仮想通貨取引の情報を提供している。12月6日現在、100通貨の価格情報を提供し、うち、取引量が多い4通貨(ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、リップル)については、各通貨の時価情報と取引所間の価格差が分かるようにしている。実際の取引を開始する前に、これらの比較情報を参考に仮想通貨取引の実際についてイメージをつかみたい。

モーニングスターの仮想通貨サイトは、こちら

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