投信フェア2018 in 福岡採録投信フェア2018 in 福岡採録

特別講演 第1部

自動運転技術が結ぶ、近未来型技術への投資と
長期資産形成

  • 三井住友アセットマネジメント株式会社
    投信マーケティング第三部 次長 
    田村 一誠氏

これから大きな成長が期待できる「自動運転」

 長期の財産形成を行うにあたって、長期に成長が期待される事業に投資するということはポイントです。福岡銀行で取り扱っていただいている「グローバル自動運転関連株式ファンド」は、自動運転に関する部品やシステムなどの企業に投資します。自動運転は、これから伸びる、また、伸びてほしい思える産業です。自動運転によって事故が減り、事故による精神的な苦痛や経済的な損失を抑えることができます。

 日本自動車工業会は「2030年 近未来のモビリティの世界へようこそ」という2030年の車社会を展望したビデオをご覧ください。

 実際に車を運転されていると、自動運転をしている車を見かけることはほとんどないと思います。自動運転技術を搭載している車は、現在10%程度です。2025年に販売される車の60%には自動運転技術が搭載されていると予想されています。

 現在、世界中で約1億台の自動車が販売されていますから、2025年には販売台数はさらに伸びますが、少なくとも約6,000万台に自動運転の技術が搭載されると予想されます。自動運転の部品やシステムを提供している会社には大きなチャンスになります。

さらに進化する自動運転技術

 自動運転については5段階のレベルがあります。レベル1は、自動運転技術を使った運転アシストをしてくれる段階です。レベル2は、一部自動運転を実現するもので、現在は、この段階にある技術が市場に出ています。

 そして、レベル3は、高速道路など条件付きの自動運転。レベル4は、高度自動運転といわれて、緊急時などの一部の状況を除いて自動運転をする段階。最後のレベル5は、完全自動運転です。2030年には実現していると思われ、一般にイメージされる自動運転の世界だと思います。

対談用写真

三井住友アセットマネジメント株式会社
投信マーケティング第三部 次長

田村 一誠氏

図表1:
  • (注)自動運転のレベルは国や業界団体などにより異なります。
  • 出所:内閣府等の資料を基に三井住友アセットマネジメント作成

 この自動運転は、各国の政府が後押ししています。たとえば、アメリカの運輸省は2022年9月までに、自動ブレーキの技術を全車両に搭載することを義務づけ、既に20社の自動車メーカーと合意済みです。日本の主要自動車メーカーとも合意しました。2022年9月以降はアメリカで販売されるすべての自動車には必ず自動ブレーキが付くとなると、関連の部品メーカーは大いに売り上げが伸びると期待されます。

 日本は、2020年の東京オリンピックにおいて、日本の自動運転技術を世界に向けて発信したいという思いがあり、関連技術を振興しています。64年のオリンピックで新幹線を披露したいと思っていたことが、今回は自動運転になりました。

 なぜ、政府が自動運転を後押しするのかというと、交通事故を減らすことに役立つと期待されているからです。現在、世界中で交通事故による死者が100万人以上いるといわれます。日本でも年間4000人くらいの方が亡くなっています。1日あたり10人くらいの方が交通事故で亡くなっているのです。自動運転が普及すれば、この事故を大幅に減らせると期待されています。たとえば、国内自動車メーカーの「ツーリングアシスト」という自動運転技術を使うと、事故が61%減ったということです。

 交通事故の減少のほかにも、渋滞の緩和や物流における効率性の向上など社会的利便性が大きく向上するため、各国政府は後押しをしています。

自動運転車の普及で注目される先端技術

 自動運転で注目されているものの一つに、「車載カメラ」があります。現在は、車1台に1台くらいはついているカメラですが、これが、自動運転車には1台あたり8台〜10台のカメラが搭載されるようになるといわれています。関連のカメラメーカーは大きな需要になります。

 この他にも、イメージセンサー、センサーなどの部品、あるいは、カメラで物体を認識する「ビジョン」、複数のカメラ情報を分析して障害物等を発見する「センサーフュージョン」などのシステムもあります。自動運転という技術には、いろんな会社がかかわっています。

図表2:
  • ※ 上記は理解を深めていただくためのイメージです。
  • 出所:ニューバーガー・バーマン・グループの資料等を基に三井住友アセットマネジメント作成

 日本の全国各地で自動運転の実験が行われています。福岡県では、みやま市で、ミカン農家から道の駅までミカンを運ぶことや住宅と病院などを結ぶ交通手段を目的とした自動運転の実験が行われました。これからも日本各地で実験が行われ、関連技術に磨きがかかっていくと期待されます。

 「グローバル自動運転関連株式ファンド」は完成車メーカーを今のところほとんど組み入れていません。自動運転が普及しても自動車の販売台数そのものが伸びるとは期待しにくいからです。一方、自動運転にかかる部品やシステムは、大きく伸びるでしょう。このような長期で成長できる自動運転の部品やシステムを作っている会社に投資するファンドにご注目ください。

<共催>

Platinum Sponsors

Gold Sponsors

Silver Sponsors

この資料は投資判断の参考としてモーニングスターが情報提供しております。モーニングスターのレーティング情報は過去のパフォーマンスに基づくものであり、将来のパフォーマンスを保証するものではありません。また、モーニングスター株式会社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正確性、安全性等について保証するものではありません。著作権、知的所有権等一切の権利はモーニングスター株式会社並びにMorningstar.Incに帰属し、許可なく複製、転載、引用することを禁じます。

広告企画・制作=モーニングスター株式会社

Copyright© Morningstar Japan K.K.All rights reserved.