モーニングスターカンファレンス2021 イベントレポートモーニングスターカンファレンス2021 イベントレポート

講演7

未来志向の米国株式投資戦略
~ESG投資のパイオニアHSBCがお届けする、新たな米国株式インデックスファンド~

  • HSBC投信株式会社
    代表取締役社長 
    金子 正幸氏
  • HSBC投信株式会社
    シニア・マーケット・スペシャリスト 
    久世ベルト 素子氏
  • HSBC投信株式会社
    投信営業本部 次長 
    石田 慎介氏

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ESG投資のパイオニア HSBC

金子氏:
「HSBC ESG米国株式インデックスファンド」は公募投信としては日本で初めてESGの要素を取り入れた米国株式のインデックスファンドです。資産運用のプロである機関投資家の世界では、すでにESGは「Nice to have(あるとよい)」から、「Need to have(なくてはならない)」ものという位置づけになっています。コロナ禍で世界が「持続可能な成長」の重要性を再認識したことで、この流れは加速していくと思います。
HSBCグループは1865年に設立し、世界65カ国で事業運営を行うグローバルな金融機関です。ロンドンに本社を置く英国籍の銀行ですが、日本では幕末の慶應2年に横浜支店を開設して以来、金融サービスを提供してまいりました。
金子氏:
銀行としてのHSBCは、ESGの視点を加えたサステナブルファイナンスやESGのプロジェクトに関わるグリーン・ローン、グリーン預金といったサービスを提供しています。また、昨年は台湾で洋上風力発電プロジェクトのアドバイザーを務めて注目されました。
証券会社としては、グリーンボンドやトラジションボンド、SDGs債といったESG関連の債券引き受けにおいて高い実績を誇ります。また、昨年事業会社により発行されたプラスチックごみの削減債の引き受けアドバイザーを務めました。こうした取り組みが評価され、ユーロマネー誌より2年連続でサステナブルファイナンス部門世界ベストバンクの賞を受賞しています。昨年10月には、サプライチェーンを含めたHSBCグループ全体のカーボンニュートラルを2030年までに実現する「ネット・ゼロ宣言」を行いました。
対談用写真

HSBC投信株式会社
代表取締役社長

金子 正幸氏

金子氏:
資産運用の世界でもHSBCグローバル・アセット・マネジメントは、2001年に初めてSRI(社会的責任投資)株式ファンドを、2004年にSRI債券ファンドを設定しました。現在は、株式、債券、マルチアセットといった全ての資産クラスにおいて、ESGの視点を取り入れた運用をしています。現在、世界でもユニークな取り組みとして持続可能な農業、林業、水産養殖業に直接エクイティ投資をする「自然資本ファンド」の設立を計画しています。

図表1:HSBCグループについて

図表1:HSBCグループについて
  • ※ユーロマネー誌の「2020年アワード・フォー・エクセレンス」にて“World’s Best Bank for Sustainable Finance”に選出
  • ※サステナブル・ファイナンスとは、持続可能な経済活動への投資など、貧困や環境問題などの社会問題の改善に向けた金融面での取り組みを指します
  • ※HSBCグループの拠点数と総資産は2020年6月末現在。総資産は1米ドル=107.885円(WMロイター)で換算

バイデン政権誕生で加速する「ESG投資」

石田氏:
HSBCグローバル・アセット・マネジメントでは毎年、マーケット見通しのテーマを発表しています。2021年のテーマは?
久世ベルト氏:
「復興する経済」です。今年も新型コロナウイルスの感染状況は予断を許しませんが、政策を巡る不確実性は終焉を迎え、世界経済は復興に向かうと予想しています。
世界各国が経済対策に取り組む中、特に注目されているのが、アメリカのバイデン新大統領が気候変動問題を政策の中心に位置付けたことです。世界経済は復興局面にあり、経済対策、ワクチン普及により循環的なサイクルに回帰する見通しです。アメリカのGDPは、景気最悪期を脱し、欧州に先駆けてコロナ前の水準に回復する見通しです。
石田氏:
バイデン新大統領の景気対策は?
対談用写真

HSBC投信株式会社
シニア・マーケット・スペシャリスト

久世ベルト 素子氏

久世ベルト氏:
経済対策の規模は、トランプ政権下では合計で約3兆ドル規模の経済支援策が実施され、昨年末には9,000億ドルの追加支援策が議会で可決されましたが、バイデン新大統領はさらに1.9兆ドル規模の追加支援策を打ち出しました。
そして、米国政府のイノベーション推進のための研究開発費に関してバイデン新大統領は、新たに4年間で3,000億ドルの増額を公約としています。
石田氏:
米国企業の業績と株式市場の見通しは?
久世ベルト氏:
米国企業の業績は今年プラスに回復し、年半ばには40%前後の高い利益成長率が期待できると予想しています。また、米国株式市場は、2021年には、さらに10%を超える上昇が見込めると予想しています。
石田氏:
米国株式投資戦略のポイントは?
久世ベルト氏:
米国株とESG投資との組み合わせです。米国ではバイデン政権の下で環境問題を筆頭にESG機運が飛躍的に高まることが見込まれています。ESGが米国の国策の一環となるといっても言い過ぎではないでしょう。
対談用写真

HSBC投信株式会社
投信営業本部 次長

石田 慎介氏

石田氏:
一方で、ESG投資がパフォーマンスにどのように貢献するのか、イメージしづらいという方もいらっしゃると思います。
久世ベルト氏:
Eの環境問題では、脱炭素や再生エネルギーなどの分野での技術革新や新事業が新たな成長機会を生み出します。Sの社会問題では、平等な雇用などで優秀な人材の獲得による生産性向上や企業の評判の向上が期待できます。そして、Gのガバナンスを強化することで財務リスクや不祥事による事業リスクを回避できます。
石田氏:
短期的には企業活動の制約になりそうなことも、長期で見れば、企業価値の向上やリスクの軽減につながるということですね。
久世ベルト氏:
加えて、運用会社が投資先を選別する際にESGの取り組みを重視するように、ESG投資が資産運用の常識になりつつあります。
そして、バイデン新大統領は気候変動に特化した先進技術研究プロジェクトを立ち上げました。Co2の地中隔離や化石燃料からの水素抽出技術などが実用化されれば、米国企業がエネルギー分野のゲームチェンジャーになり得るポテンシャルを備えています。
米国におけるサステナブル投資残高も拡大し、過去10年で5倍超に増加しています。そして、米国のESGファンドへの資金流入をみても、近年急増していることが分かります。

図表2:米国におけるサステナブル投資残高推移

図表2:米国におけるサステナブル投資残高推移
  • 出所:US SIFのデータをもとにHSBC投信作成

「米国株×ESG×インデックス」で成長機会に長期視点かつ低コストで投資

久世ベルト氏:
「HSBC ESG米国株式インデックスファンド」のポイントは?
石田氏:
長期資産形成のための3本柱があります。中心となる柱が「米国株」で高い成長への投資です。そして、「ESG」の視点から持続可能な成長への投資、そしてさらに、「インデックス」運用による低コストでの投資です。

図表3:長期資産形成のための3本柱

図表3:長期資産形成のための3本柱
  • (注)ESG投資により必ずリターンが向上することを示唆・保証するものではありません。
当ファンドは、米国企業において、ESGの取組等を評価する指数「FTSE USA ESG ローカーボン・セレクト・インデックス(円換算ベース)」に概ね連動する投資成果をめざします。
数ある米国株式インデックスファンドの中でもESG指数をベンチマークとするファンドは他にはありません。日本初として、昨年11月27日に設定しました。
当ファンドがベンチマークとしている指数とS&P500指数を比較すると、過去3年の期間において、当ファンドのベンチマーク指数がS&P500を上回るパフォーマンスになっています。今後、ESG投資への注目度が高まるとともに、この傾向も強まっていくと期待されます。

図表4:当ファンドのベンチマークのパフォーマンス(米ドルベース/過去3年)

図表4:当ファンドのベンチマークのパフォーマンス(米ドルベース/過去3年)
  • 出所:リフィニティブ、ブルームバーグのデータをもとにHSBC投信作成
  • ※当ファンドは、FTSE USA ESG ローカーボン・セレクト・インデックス(円換算ベース)に概ね連動する投資成果を目指します。
  • ※上記指数は2017年末~2020年末の税引き後配当込みのトータル・リターン指数の月次データ(米ドルベース)。 2017年末を100として指数化。
  • ※上記指数データは将来の実績を示唆・保証するものではありません。
久世ベルト氏:
ベンチマーク指数は、どのようにしてESGを評価しているのでしょうか。
石田氏:
ESGについては、各企業のESGの取り組みを独自に評価し、ESGスコアを算出します。そして、時価総額に基づく通常の株価指数に対してESGスコアの20%の改善をめざします。脱炭素については、Co2排出量の半減をめざします。
久世ベルト氏:
Co2排出量の半減をめざすと、事業が縮小した結果、Co2の排出量が減ってしまったような企業が高く評価されることになりませんか?
石田氏:
そのようなことにならないように、売上高に対するCo2の排出量で評価します。Co2の排出量が減っていても、それ以上に売上高が減っていては、この指標は改善しません。すなわち、企業活動を犠牲にすることなくCo2の排出量を減らすことができる企業を高く評価しています。さらには、戦争兵器やタバコ等を製造する企業、人権や労働環境などで国際ルールに違反しているような企業は除外しています。
久世ベルト氏:
インデックスファンドでありながら、複数の視点と複数のプロセスを経てポートフォリオが構築されていくということですね。ESG投資のパイオニアとしてのHSBCの経験やノウハウがフル活用されるのですね。
石田氏:
実は、ベンチマーク指数はFTSE社とHSBCが共同開発しており、各企業のESG評価に使われた情報をHSBCが確認することができるのです。どの企業に、どの項目で改善余地があるのかということを予め把握することができますので、投資先企業に対してピンポイント、かつ、効果的な提言ができます。このような働きかけを通じて長期的なリターンの獲得につながるように努めています。
久世ベルト氏:
最後にコストについて教えてください。
石田氏:
信託報酬率を比較すると、当ファンドは年0.25%程度と、米国株式インデックスファンドの平均0.56%、ESG株式インデックスファンド平均0.61%の半分以下の水準です。
久世ベルト氏:
ESGという新しい視点が備わっているにもかかわらず、これだけ信託報酬を低くした理由は?
石田氏:
ESGによる持続可能な成長を、より多くのお客さまの長期資産形成に取り入れていただきたいという強い思いからです。ESGは短期的な流行や短期的な投資テーマではありません。今後、資産運用の常識として当たり前になっていくものです。すでに米国株投資をされている方、これからはじめることをお考えの方など、多くの方に当ファンドを新しい時代の新しい選択肢としてご検討いただけると幸いです。

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