Fund of the year2020 受賞記念セミナー イベントレポートFund of the year2020 受賞記念セミナー イベントレポート

掲載期間:2021年4月22日~2021年5月24日

国内株式型 部門 最優秀ファンド賞

情報エレクトロニクスファンドの運用紹介
~テクノロジー株ファンドの定番商品化を目指して~

受賞ファンド名:
情報エレクトロニクスファンド

  • 野村アセットマネジメント株式会社
    運用部株式グループ シニア・ポートフォリオ・マネージャー 
    福田 泰之氏

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1984年設定の歴史の長いファンドで高い運用実績

 当ファンドは1984年に設定された大変歴史のあるファンドです。日本に138本ある運用年数が20年以上の国内株式型アクティブファンドの中で、10年間リターンで第10位、小型株ファンドを除きますとトップのリターンになります。また、3年、5年、10年のどの期間でみても安定した高いリターンを実現した点もこのファンドの大きな特徴となっています。

 2020年は、「任天堂」「ソニー」といったゲーム関連、「新光電気工業」は半導体関連、「村田製作所」は電子部品関連、「ジーエス・ユアサ コーポレーション」は再生可能エネルギー関連と、リターンを生み出した銘柄の業種やテーマがバラエティに富んだ1年でした。投資対象がテクノロジー株中心ですので、ポートフォリオは大型グロース株を中心に構成されているのですが、それだけではなく中小型株でもバリュー株でも、投資魅力が高いと判断すれば積極的に投資しており、柔軟性の高い運用を行ってきています。

IoT社会に向けての大きな流れを捉える

 情報エレクトロニクスの分野では、時代によってさまざまな投資テーマやキーワードが生まれてきました。それだけイノベーションが盛んな産業であるといえます。当ファンドでは現在、「IoT社会の実現に向けてのイノベーション」が世界的に大きな流れであると考えています。

図表1:【有望なテーマ】テクノロジーの進化とイノベーション

図表1:【有望なテーマ】テクノロジーの進化とイノベーション
  • 出所:野村アセットマネジメント作成
  • ※上記はイメージ図です。「テクノロジーの進化」の説明の一例であり、すべてを網羅したものではありません。

 IoT(インターネット・オブ・シングス)というのは、人だけに限らず、様々なモノがインターネットでつながる社会です。IoT社会の実現に向け、5Gなどの通信インフラやクリーンエネルギーといった電力インフラなど社会のネットワークインフラが整備され、次にスマホなどのIT関連デバイスが一般に広く普及して、最後にそれらをベースにコンテンツやサービスなどの第三次産業が生まれるという順番になると思います。このような流れの中で、現在は、第1の通信インフラ等ネットワークインフラ整備の段階か、もしくは、第2のIT関連デバイスの普及の段階ではないかと思われます。

 当ファンドでは、第1、第2の段階の世界的な流れの中で恩恵を受ける銘柄を中心にポートフォリオを組んでいます。具体例は、5Gなどの通信インフラ整備で「アドバンテスト」、半導体の機能向上で「HOYA」「ディスコ」、電子部品の増加で「ソニー」「村田製作所」などです。いずれも非常に高い国際競争力を有していて、世界トップのシェアを持つ企業です。こうした企業に投資することで、IoT社会実現に向けての大きな流れを捉えることができると考えておりますし、この点を見失わずに銘柄選択できたことが、2年連続でファンドオブザイヤーをいただけた理由の1つではないかと思っています。

対談用写真

野村アセットマネジメント株式会社
運用部株式グループ シニア・ポートフォリオ・
マネージャー

福田 泰之氏

「臨機応変」と「メリハリ」

 当ファンドの投資対象は情報通信やエレクトロニクス関連銘柄のため、景気敏感で株価変動の大きい特性を持つ銘柄が多い傾向にあります。したがって、景気が良い時にいくらリターンを積み上げても、景気が悪化する時に何もしなければせっかく積み上げたリターンを吐き出してしまう事態になりかねません。そこで、景気や株式市場の状況を見ながら「攻め」と「守り」を臨機応変にギアチェンジしてポートフォリオの特性をコントロールしています。

 ファンドのパフォーマンスは、組入銘柄のうちアウトパフォームする銘柄の割合(「的中率」)と、1つの銘柄の上昇率(「長打力」)の掛け算で決まると考えていますが、「的中率」ではなかなか差がつきにくく、差がつくのは「長打力」だと考えています。ホームラン級の上昇ポテンシャルがあると判断した場合には、メリハリをつけて保有ウエイトを高めて思い切って勝負しなければなりません。そして、利益確定の誘惑に負けないで継続保有して勝負から降りてはなりません。買いのアイデアは数多くありますが、売りのアイデアは少なく、保有銘柄の売りタイミングに関しては自分で考えて実行しなければなりません。これらが全部うまくいって初めてホームランが打てるのです。

図表2:【運用スタイル】運用スタイルの特色

図表2:【運用スタイル】運用スタイルの特色
  • ※資金動向、市況動向等によっては、上記のような運用ができない場合があります。

 当ファンドでは、銘柄の投資魅力度に対する確信度に応じて組入比率にメリハリをつけています。その結果、ポートフォリオの組入銘柄数を30~40銘柄程度に絞り込んで運用してきました。負け戦は回避して勝てる勝負だけ参戦するというのが、個人投資家が株式投資で成功する鉄則の1つだと思うのですが、戦場に常にいなければならない機関投資家の場合でも当てはまる原則ではないかと考えています。

 このような運用の結果、過去10年間の年率平均リターンはTOPIXが10%、東証電気機器指数が12.3%だったのに対し、当ファンドは19.2%と大きく上回っています。また、TOPIXが月間で上昇した時に、東証電気機器指数は1.1倍上昇、下落した時にも1.1倍下落していますが、当ファンドは上昇した時には1.2倍とより大きく上昇し、下落した時には0.9倍とより小さな下落でしのいできています。過去10年間は、臨機応変とメリハリをポイントとする当ファンドの運用手法がうまくワークしたことを示すデータであると思います。

日本株で魅力的な実績を継続し「定番商品」へ

 IT関連業界は、まだしばらく好調な状態が続くと考えています。IT関連業界の状況を最も敏感に映し出すDRAMのスポット価格は、需給がタイトなこともあって底入れ上昇気味に動いており、業界の好調さを示しています。需給がタイトな業界が、急速に状況が悪化するとは通常は考えにくく、これと同様のことがDRAMを含むメモリーだけではなくロジックや半導体業界全体についても言えるため、当面は楽観的な見方をしています。

 現在は「攻め」にアクセルを踏んだポートフォリオにしています。その結果が、ポートフォリオの組入上位10銘柄にも出ています。足元の相場は、IT関連銘柄は、これまでのパフォーマンスが非常に良かったこともあって2月以降の米国発の金利上昇にネガティブに反応して調整色が強まっている状況にあります。しかしながら、足元のような軟調な時こそ、IT関連株や当ファンドに投資するチャンスと考えていただきたいと思っています。

 当ファンドは37年間という日本の公募投信で有数の歴史を持つファンドで、その間、平成バブル、ITバブル、米国サブプライムローンバブルという3つのバブルを潜り抜けてきたファンドです。日本経済の停滞が長引き、日本株で運用する投信への関心が盛り上がりに欠ける状況が続いておりますが、日本株にも十分な投資魅力を持つ投資対象が数多く存在することを、これからも受益者の皆様方とともに示していきたいと考えています。皆様のご支持をもとに、このファンドをテクノロジーファンドの定番商品として永く定着させていただきたいと考えておりますので、引き続きご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

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モーニングスター株式会社

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