モーニングスター特集 岡田和也社長インタビュー 不動産取引効率化で高い利益率を実現 22年3月期の第2四半期累計決算は過去最高を更新 モーニングスター特集 岡田和也社長インタビュー 不動産取引効率化で高い利益率を実現 22年3月期の第2四半期累計決算は過去最高を更新

掲載期間:2021年11月16日~2021年12月15日

 ランディックス<2981>は富裕層を対象に、住宅用物件を中心とした不動産事業を行っている。東京の城南エリア(世田谷区、目黒区、大田区、渋谷区、港区、品川区)を中心として、注文建築事業者と消費者のマッチングプラットフォーム運営、不動産の売買・仲介、既存顧客へ向けた収益用不動産の販売を含めた一気通貫サービスを展開する。顧客データの蓄積・活用で、不動産取引の効率化を図っており、高い在庫回転および利益率を実現している点が特徴。同社の現状と今後について岡田和也社長に聞いた。

今2022年3月期の第2四半期累計決算は連結売上高51.6億円(前期比54.0%増)、営業利益10.0億円(同6.3倍)でした。売上高、利益とも大きく伸び、第2四半期累計としては過去最高の売上高、利益を達成しました。

年度ごとの業績推移

  • 期間:2019.3期1Q以前の数値については、監査導入前の数値が含まれます。

 当社は富裕層の取引に関する顧客データを蓄積しており、それを有効に活用することで、お客様に対し適切な仕入れ価格を提示し、タイミング良く販売アプローチをすることができます。そのため、仕入れから販売までの土地平均保有期間は約3.5カ月で、効率的な在庫の回転を実現しています。今期は販売が予定通り進捗するとともに、棚卸在庫の積み増しが順調に進み、目線としては来期の販売計画実行を視野に入れたフェーズに入っています。

富裕層顧客データストック

 また、当社では営業効率の定点観測として、従業員1人当たりの稼ぐ力を経営指標の一つとしており、第2四半期累計の段階で1人当たり連結営業利益が1501万円となり、従業員規模の拡大と並行して高い水準を維持しています(不動産セクターのマザーズ企業の平均は通年で1036万円)。また、富裕層向け収益用不動産事業が本格化し、既存事業とのシナジーを発揮できたことも収益拡大につながっています。

事業の特色について教えてください。

 当社は住宅に特化した不動産事業を展開していますが、事業意義の一つとして、「注文住宅をより一般的で普通な住まいの形にする」というものがあります。従来、注文住宅は建売住宅よりずっと高価であり、かつ中古戸建やマンションと比べれば、労力や検討レベルの面からもはるかに取り組みにくいものでした。こうした問題に対して、当社が創業以来培ったノウハウをより広く提供することで注文住宅のマーケット自体を広げ、お客様のパーソナルレベルで住まいの質を向上させていくことができます。

「sumuzu Matching」について具体的に教えてください。

非対面の家づくり「sumuzu Matching」

 機能としては、プラットフォーム上で建築コンペを組成し、気に入った複数の建築事業者から図面や見積を取得、住宅ローンサポートなど一気通貫で利用できるプラットフォームです。また、お客様が当社の営業担当者と直接コンタクトしなくても、見ただけで購入可否の意思決定ができるほどの詳細な情報をWebプラットフォームに掲載していることから、実際に「sumuzu Matching」を見たお客様は早い段階から購入意思を示し、問い合わせから非常に迅速に成約に至るケースが多いです。

 すべてがオンラインで完結するため、ユーザーは住宅展示場やモデルハウスまで足を運ぶ煩わしさがない上、デザイン性の高い注文住宅を従来にないコストパフォーマンスで実現できるというメリットもあります。建築事業者としても、購入意欲のある顧客との接触機会が増えるほか、これまで注文住宅のターゲットにならなかった層へのアプローチも可能になる上、大幅な広告費の削減が期待できるという大きなコストメリットがあります。

sumuzu Mtchingによるマーケット拡大

sumuzu Mtchingについて
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業績が好調ということでしたが、直近の事業環境はいかがですか。

 国土交通省が発表した21年の地価公示価格によると、東京都は新型コロナウイルス感染拡大の影響で対前年平均変動率が8年ぶりにマイナスとなりました。しかし、港区と目黒区についてはプラスとなっています。また、全体でも商業地と比較して住宅地の価格は微減にとどまっており、住宅ニーズの根強さが分かります。今後、新型コロナの影響が薄れていけば、港区を中心に、当社の主要営業エリアである城南地区の不動産市況は上昇に向かう可能性が高そうです。当社にとって、事業環境は好転しつつあるといえます。

 一方、新型コロナの影響で家にいる時間が長くなるなど生活習慣が変化し、自宅での生活をより豊かにしたいというニーズが高まっています。社会生活が大きく変化し、こうした状況はアフターコロナでも変わることはないでしょう。さらに、家を買うことの選択肢は案外少ないですが、当社の「sumuzu Matching」を利用して注文住宅を建設すれば選択肢が多くなり、家づくりをより楽しむことができます。当社は建物完成までを一貫してサポートしており、顧客満足度は高く、今期の第1四半期では口コミ、紹介、リピートによる成約は約30%になりました。富裕層向け収益用不動産事業にも注力し、注文住宅など既存顧客のリピートで効率的な販売が可能となっている点も強みです。

将来のビジョンをお話しください。

 中期的に主軸となるのは、富裕層顧客にフォーカスした不動産事業です。既存事業に関しては富裕層顧客向けの営業ノウハウを生かして既存エリアのシェア拡大とエリア拡大を進めていく計画で、既に文京区をターゲットとした事業を開始しており、事業エリア拡大のための拠点として21年末には東京・目黒に本社ビルが完成します。また、既存の富裕層顧客へのクロスセルを狙った収益物件販売を次の成長領域と位置づけており、仕入が順調に進んでいます。

 当社の事業特性として、非常に高い成約率が見込める紹介・リピート顧客が多い、ということがあげられます。それは、住宅というものがお客様の人生にとって最も重要な選択であり、その決断にあたって高い信頼を積み重ねてきた実績が今の当社を形作っているということです。創業以来蓄積してきた厚い顧客層が当社の最大の優位性であり、東京の城南エリアを中心とした不動産マーケットにおける知名度、金融機関や事業者との強固な関係性が当社の事業基盤となっています。

 「sumuzu Matching」によってより多くの方へ注文住宅建築の機会を広げる」というプラットフォーム事業のミッションがありますが、さらなる飛躍へ向けて、新市場区分においては、中期的な時間軸でプライム市場を目指して行きます。

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