優秀ファンド賞受賞

評価基準日:2010年12月31日

国内株式型 部門(対象ファンド: 657本)

優秀ファンド賞受賞

損保ジャパン・グリーン・オープン
『愛称:ぶなの森』

設定・運用 : 損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント株式会社

  • ■ モーニングスター・類似ファンド分類:国内大型バリュー
  • ■ ベンチマーク:TOPIX(東証株価指数)
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投資方針

当ファンドは、国内の上場企業の中から、(1)環境問題への取組状況と(2)企業の本源的価値の双方から分析を行い、評価の高い銘柄でポートフォリオを構築する。「環境問題へ積極的に取り組む企業は、株主に限らずその企業を取り巻く多くのステイクホルダーから支持されることで、最終的には持続的な株主価値の向上が期待できる」という考えのもと、投資を行っている。年1回(7月)決算。

選定ポイント

乱高下の激しい相場展開の中、機動的に運用

2010年のトータルリターンは5.08%と、ベンチマークを6.05%、類似ファンド分類平均を1.72%いずれも上回った。2010年の国内株式市場は3月と、11月から年末にかけて大きく上昇する一方で、年央に大きく下落する乱高下の激しい展開となった。そのような中、当ファンドでは、年前半に出遅れ感のある内需関連株の保有、年央以降は売られ過ぎと判断した外需関連株や金融株に投資をすることで、年後半の上昇につなげるという機動的な運用が奏功した。業種別では、証券や電気・ガスのアンダーウェイト、石油・石炭製品のオーバーウェイトなどがプラスに寄与した。個別銘柄では住友商事、イオンなどがプラスに寄与した。

同期間、類似ファンド分類内では、当ファンドのトータルリターンは年前半に大きく類似ファンド分類平均を上回っており、相場の上昇・下落局面で的確な投資行動を取ることで年間を通じた良好な運用成績につなげている。

株価評価モデルが有効に機能し長期的に良好なリスク・リターン

長期の運用成績をみると、トータルリターン(年率)は2010年12月末までの過去3年間、5年間、10年間のいずれも類似ファンド分類平均を上回っている。過去5年間の類似ファンド分類内では、トータルリターンの上位5位ファンドは、全て損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント(以下、同社)が運用し、かつ、当ファンドと同様の株価評価モデルを用いている。また、暦年のトータルリターンでみても、2006年以降の5年間でいずれも類似ファンド分類平均を上回っており、同社の株価評価モデルは株式市場の上昇・下落のいずれの局面においても有効に機能している。

暦年の標準偏差をみると、2001年以降の10年間のうち、8年間で類似ファンド分類平均を下回っており、相対的なリスクは継続的に低くとどまっている。企業の環境問題への取組状況を考慮して投資していることが、長期的に運用成績の安定に貢献していると推測される。

環境分析と株式評価の双方向から企業を評価

当ファンドの運用は、運用経験年数20年超のグループリーダーを含む12名(運用統括部長を含む)で構成される運用部日本株式グループ(以下、同グループ)が行う。チーム運用制の採用により、運用の継続性に配慮されている。また、ファンドマネジャーはアナリストを兼務しており、ファンドマネジャー自ら企業訪問をし、各企業の中長期的な収益予想を行うことで、株価評価モデルの精度を高めている。

ポートフォリオの構築にあたっては、環境問題への取組状況と企業の本源的価値の双方向から銘柄選別が行われる。企業の本源的価値の算出は同グループが行う一方で、環境問題への取組状況については、環境汚染リスク低減コンサルティング等の業務を通じて環境分析のノウハウが蓄積されたグループ内の専門会社が行うなど、グループの調査力を生かし、かつ独自性の高い銘柄選定プロセスが構築されている。

なお、当ファンドは「ファンド オブ ザ イヤー2007」、「ファンド オブ ザ イヤー2009」の国内株式型部門の優秀ファンド賞に続く、3回目の受賞となった。