優秀ファンド賞受賞

評価基準日:2010年12月31日

国内株式型 部門(対象ファンド: 657本)

優秀ファンド賞受賞

フィデリティ・日本配当成長株・ファンド(分配重視型)

設定・運用 : フィデリティ投信株式会社

  • ■ モーニングスター・類似ファンド分類:国内中型ブレンド
  • ■ ベンチマーク:なし
  • 販売会社
  • ファンド情報
  • 運用会社

投資方針

当ファンドはマザーファンド(実質的な運用を行うファンド)を通じて、実質的には国内に上場する企業の中から、予想配当利回りが平均以上で、投資価値の高い銘柄に投資を行うアクティブファンドである。収益の源泉は、ボトムアップ・アプローチによる個別銘柄選択。現状の予想配当利回りが市場平均以下であっても、独自の分析に基づく将来の予想配当利回りが魅力的な銘柄にも投資をすることで、中長期的にポートフォリオの平均予想配当利回りが市場平均以上となるように運用を行う。年4回(1、4、7、10月)決算。

選定ポイント

株主還元に積極的な企業に投資し、上位の運用成績と効率性を実現

2010年のトータルリターンは3.16%と、類似ファンド分類平均を1.27%上回った。配当だけではなく自社株買いを含めた株主還元に積極的な銘柄などに投資をしたことや、年後半に配当利回りが相対的に高く、株価が割安な水準であった銀行株の組み入れを増やしたことが奏功した。個別銘柄では、エヌ・ティー・ティー・ドコモ、日本電信電話、三菱UFJフィナンシャルグループなどの銘柄がプラスに寄与した。

同期間、類似ファンド分類内では、小型株の組入れ比率が高いファンドの一部に対しては劣後したものの、割安株に投資をするファンドや多くの高配当株に投資をするファンドに対して優位となり、上位の運用成績となった。また、2010年のシャープレシオは0.16と、類似ファンド分類平均を0.06上回っており、相対的な運用の効率性にも優れる。

中長期的に好成績を維持し、モーニングスター・レーティングは5ツ星

2010年12月末までの過去5年間のトータルリターンは、類似ファンド分類内で第2位となった。暦年のトータルリターンをみると、2006年以降の5年間のうち、2009年を除く4年間で類似ファンド分類平均を上回っており、中長期的に安定して好成績を収めている。特に、2006年と2008年は10%超も類似ファンド分類平均を上回っており、株式市場の上昇・下落いずれの局面においても優位性を発揮した。

銘柄選択の結果として決定された投資配分において、銘柄当たりの組入比率が過度に高まらないよう適宜モニタリングをすることで、リスクの調整も行われている。2010年12月末までの過去5年間の標準偏差(年率)は17.49%と、類似ファンド分類平均2.28%下回っている。長期間にわたり良好なリスク・リターンを維持していることから、2010年12月末時点のモーニングスター・レーティングでは最高評価の5ツ星となっている。

グローバルな調査体制を活用し多角的な視点で企業を分析

フィデリティ投信(以下、同社)では1969年に外資系初の運用会社として日本に進出。以来、一貫してボトムアップ・アプローチによる個別銘柄選択を重視した運用を行っており、調査対象となった企業に関する膨大な情報と、分析に関するノウハウを蓄積してきた。同社では総勢31名の国内株式アナリストを擁し、各アナリストはそれぞれ20~30社の企業を担当、継続的に企業ファンダメンタルズを確認している。さらに、グローバルには総計400人超の株式アナリストが在籍し、国境を越えてアナリスト間の情報交換が行っており、多角的な視点で分析を行う体制が構築されている。当ファンドはこの調査情報を活用して運用されており、調査体制の充実度が高い。

なお、当ファンドは「ファンド オブ ザ イヤー2006」の国内株式部門の優秀ファンド賞に続く、2回目の受賞となった。