優秀ファンド賞受賞

評価基準日:2010年12月31日

国際株式型 部門( 対象ファンド: 557本)

優秀ファンド賞受賞

朝日Nvest グローバル バリュー株オープン
『愛称:Avest-E』

設定・運用 : 朝日ライフアセットマネジメント株式会社

  • ■ モーニングスター・類似ファンド分類:国際株式・グローバル・除く日本(F)
  • ■ ベンチマーク:なし
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  • 運用会社

投資方針

当ファンドはマザーファンド(実質的な運用を行うファンド)を通じて、実質的に日本を除く世界各国の株式を主要投資対象とする。マザーファンドは米国でも評価の高いハリス・アソシエイツ社(以下、ハリス社)に運用を委託する。当ファンドはハリス社の「バリューの哲学」に基づいた個別銘柄選択によって運用する。エマージング諸国にも投資するものの、その投資割合は純資産額の30%以内とする。原則として為替ヘッジは行わない。決算は年1回(3月)。

選定ポイント

特定のテーマにとらわれない株式ファンドの中でトップ

2010年のトータルリターンは5.24%となり、参考指数である「MSCI All Country World Index Ex Japan」を8.46%、類似ファンド分類平均を1.86%いずれも上回った。参考指数の比較では、個別銘柄選択が大きくプラスに寄与した。中でも、2010年12月末時点で組入比率第1位のジュリアス・ベア・グループ(富裕層向け資産管理事業)などがプラスに寄与した。また、業種配分比率はマイナスに寄与したものの、国別配分比率はプラスに寄与した。 同期間、類似ファンド分類内では、資源関連などの特定のセクターに特化したファンドに劣後したものの、特定のテーマにとらわれずに先進国株式に分散投資を行うファンドの中ではトータルリターン、シャープレシオともに第1位となった。

バリュー投資哲学を反映した一貫したポートフォリオ

マザーファンドは、ハリス社の過度の分散によって投資収益を薄めないという運用哲学を反映して、世界中の株式の中から30~50銘柄にまで組入銘柄を厳選し、ポートフォリオを構築する。実際に、2010年12月末時点における類似ファンド分類の組入銘柄数の平均は約190銘柄となっているのに対して、当ファンドの組入銘柄数は36銘柄と、非常に絞り込まれたものとなっている。組入銘柄は、バリュー株投資の観点から、主にフリーキャッシュフローと経営者に着目して適正株価を算出し、その70%以下となった銘柄のみとなる。また、ハリス社は長期的な投資をするという観点から組入銘柄の保有期間を2~3年程度と想定しているため、当ファンドの売買高比率は0.84倍(第10期運用報告書)と、類似ファンド分類内で比較して概ね低く、売買手数料の低減や税効率の向上も期待できる投資スタイルを維持している。 当ファンドの過去10年の暦年リターンについて見ると、類似ファンド分類平均を下回ったのは1回だけで、リスクをとりつつも安定した好成績を長期にわたって維持している。ハリス社の一貫したボトムアップ・アプローチに基づいた銘柄選定プロセスと運用体制は長期的に良好な運用成績を維持していることから、運用の継続性を担保しつつ、有効に機能しているものと考える。

経験豊富なファンドマネジャーを擁する、充実した運用体制

マザーファンドの運用は、ロバート・テイラー氏(米国以外の株式を担当)とクライド・マクレガー氏(米国の株式を担当)の2人のファンドマネジャーが担当している。それぞれ2002年5月、2003年10月から当ファンドを運用する。運用経験年数はテイラー氏が約16年、マクレガー氏が約33年と長期の運用経験を有するとともに、在籍年数はともに16年を超えている。そのため、両者ともハリス社の運用哲学とそれに基づく運用手法をポートフォリオへ反映するのに充分な運用経験を有すると考えられる。また、当ファンドに携わるアナリストは米国株式担当が19名、米国外株式担当が10名、平均経験年数は約16年となっており充実した運用体制を構築している。  なお、当ファンドは、「ファンド オブ ザ イヤー 2002」、「ファンド オブ ザ イヤー 2003」で優秀ファンド賞、「ファンド オブ ザ イヤー 2009」で最優秀ファンド賞をそれぞれ受賞している。