優秀ファンド賞受賞

評価基準日:2010年12月31日

国際株式型 部門( 対象ファンド: 557本)

優秀ファンド賞受賞

三井住友・アジア・オセアニア好配当株式オープン
『愛称 : 椰子の実』

設定・運用 : 三井住友アセットマネジメント株式会社

  • ■ モーニングスター・類似ファンド分類:国際株式・エマージング・複数国(F)
  • ■ ベンチマーク:なし
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投資方針

当ファンドはマザーファンド(実質的な運用を行うファンド)を通じてアジア・オセアニア地域の好配当株式へ投資するとともに、同地域のリート(不動産投資信託)にも分散投資する。株式の銘柄選定に当たっては、成長性・財務健全性などを勘案して厳選する。リートについては安定的な配当が見込める銘柄を中心に組み入れる。毎月(18日)決算。

選定ポイント

国別配分が奏功し、トータルリターンが類似ファンド分類平均を上回る

2010年のトータルリターンは6.44%と、類似ファンド分類平均を1.83%上回った。国別配分では、シンガポールや台湾へのオーバーウェイトがプラスに寄与した。特に、4-6月期でリートや資本財セクターの買い付けに伴いシンガポールの組入比率が引き上げたことが奏功した。類似ファンド分類内では、新興国各国へ幅広く分散投資するファンドや中国の組入比率が高いBRICsファンドに対して優位となった。

2010年の標準偏差は類似ファンド分類平均を3.72%下回るとともに、類似ファンド分類内の他の好配当株ファンド(以下、参考類似ファンド分類)と比較しても低い水準となっている。また、シャープレシオについては参考類似ファンド分類の中で第2位となっており、高い運用効率を実現している。

好配当株式に加えてリートを組み入れつつ、安定した運用成績を維持

当ファンドは、好配当株式以外に安定的な配当が見込めるリートにも分散投資することによって、安定的な分配原資の獲得を目指している。過去1年間のリートの組入比率は10%前後で推移しており、当ファンドは参考類似ファンド分類の中でリートの組入比率が最も高い。当ファンドは2007年6月以降、毎月45円の分配金(税引き前、1万口当たり)を継続し、2010年1月からは毎月75円に分配金を引き上げた。類似ファンド分類内で毎月分配型ファンドは当ファンドを含めて12本で、2010年12月末時点で、運用実績が1年以上あるファンドは4本しかなく、当ファンドの分配金利回りはその中で最も高い。過去3年間のトータルリターン(年率)は、リートの組入比率の高さも影響し、類似ファンド分類平均を上回っており、安定的に高い運用成績を維持している。2010年の純資金流出入は類似ファンド分類内で第2位となる592億円の純資金流入となった。また、2010年12月末における純資産額は734億円と、類似ファンド分類内の毎月分配型ファンドとして最大規模となっている。

アジア・オセアニアを横断した運用、調査体制を構築

当ファンドは、アジア・オセアニア株式運用チームによって運用される。同チームは外国株式の運用、調査担当者だけでなく、エコノミスト、香港と上海の現地法人および事務所のメンバー、外国リートの調査担当者などによって構成されている。ビデオ会議や電話会議を通じて、東京と香港、上海の各拠点に属するチームのメンバーはマクロ経済情報や調査情報などを共有化している。こうした会議の内容を踏まえて、投資政策委員会(IPC)を月1回開催し、市場見通しの策定および国別配分、セクター配分を決定する。ファンドマネジャーである橋爪謙治氏は約14年の運用経験を有する。調査担当者数はファンドマネジャーも含めて26名、平均経験年数は約12年となっており、アジア・オセアニアを横断した運用、調査体制を構築している。