優秀ファンド賞受賞

評価基準日:2010年12月31日

国際株式型 部門( 対象ファンド: 557本)

優秀ファンド賞受賞

JPM・VISTA5・ファンド

設定・運用 : JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社

  • ■ モーニングスター・類似ファンド分類:国際株式・エマージング・複数国(F)
  • ■ ベンチマーク:なし
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投資方針

当ファンドはマザーファンド(実質的な運用を行うファンド)を通じて、実質的にはVISTA関連株式に投資する。マザーファンドの運用は、新興国株式の運用において約40年の実績を誇るJPモルガン・アセット・マネジメント(UK)リミテッドに委託している。国別基本資産配分比率は、ベトナム5%、インドネシア25%、南アフリカ35%、トルコ30%、アルゼンチン5%とし、市場の見通しに応じて±15%の範囲内で変動させる。決算は年1回(3月)。

選定ポイント

インドネシアの組入比率を高めたことで、類似ファンド分類内上位の運用成績

2010年のトータルリターンは17.62%と、類似ファンド分類平均を13.01%上回り、相対的にも絶対的にも優れた運用成績となった。基本配分比率と比較して、商品価格の上昇の恩恵を受けるという考えからインドネシアの組入比率を高くしたことがプラスに寄与した。同期間、類似ファンド分類内では、アジア地域に特化して投資する一部のファンドには劣後したものの、好配当株式ファンドやBRICs関連株式ファンドに対して優位となり、第5位の運用成績となった。

一方、当ファンドが主要投資対象とするVISTA地域の株式は相対的に値動きが大きい傾向にあるものの、2010年のシャープレシオは0.55と、類似ファンド分類平均を0.36上回り、類似ファンド分類内で上位となっているため、当ファンドはリスクに見合ったリターンを獲得し、高い運用効率を達成している。

唯一のVISTA株式ファンド、長期の運用成績も優れる

マザーファンドの運用では、トップダウンの視点と、ボトムアップの視点の両方を取り入れている。トップダウンでは各国市場の割安度、リスク、通貨動向などを分析し、国別配分を決定する。その国別配分に基づいて、競争力が高く、株価が割安な銘柄を中心にポートフォリオを構築する。世界各国に運用拠点をもつJPモルガングループの強みを活かして唯一VISTA5ヵ国を投資対象として選定していることと、その中での国別配分や銘柄選定が有効に機能していることが設定来からの相対的に良好な運用成績につながっている。

2010年12月末までの過去3年間のトータルリターン(年率)は類似ファンド分類平均を6.47%上回り、類似ファンド分類内で第6位となった。暦年(年次)のトータルリターンをみると、2008年以降の全ての年で類似ファンド分類平均以上となっている。特に、2009年と2010年は10%超も類似ファンド分類平均を上回っており、株式市場の下落局面では下落率を平均並みにとどめる一方、上昇局面で大きな超過収益を獲得した。長期間にわたり良好なリスク・リターンを維持していることから、2010年12月末時点のモーニングスター・レーティングでは最高評価の5ツ星となっている

グローバルな拠点網を活かした運用・調査体制

マザーファンドの運用はJPモルガン・アセット・マネジメント(UK)リミテッドのグローバル・エマージング・マーケット株式運用グループが行う。同グループでは、南米地域に6名、欧州新興国及び中東地域に6名、アジア地域に4名のファンドマネジャー及びアナリストを配置している。JPモルガングループのグローバルな運用・調査体制を活用する仕組みが整えられている。加えて、過去3年間では、運用の効率および質の向上を目指し、従来は兼任していた各地域のファンドマネジャーとアナリストの役割を明確に分けるなどの運用体制の改善を行っている。また、当ファンドを運用するJPモルガン・アセット・マネジメントは、類似ファンド分類の中で最も運用実績の長い新興国株式ファンドを運用するなど、日本国内の新興国株式運用において先駆け的な存在である。