優秀ファンド賞受賞

評価基準日:2010年12月31日

国際債券型 部門(対象ファンド: 415本)

優秀ファンド賞受賞

ピムコ ハイ・インカム毎月分配型ファンド

設定・運用 : 三菱UFJ投信株式会社

  • ■ モーニングスター・類似ファンド分類:国際債券・北米(為替ヘッジなし)
  • ■ ベンチマーク:合成指数(ベンチマークはBofAメリルリンチ グローバル・ハイイールド・インデックス(BB-B、円ベース)、バークレイズ・キャピタル・グローバル総合(日本円除く)インデックス(円ベース)を各50%ずつ合成したもの)
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投資方針

先進国の投資適格債券を主要投資対象とするファンド(以下、投資適格債ファンド)、および先進国の高利回り債券を主要投資対象とするファンド(以下、高利回り債ファンド)をそれぞれ50%程度ずつ組み入れることで、実質的に国債、社債、モーゲージ債など、幅広い債券に投資する。一方、高利回り債券は取得時にB-格以上、投資適格債はBBB-格相当以上とし、ポートフォリオ全体の平均格付はBBB-格相当以上とする。実質的な平均デュレーションはベンチマーク±2年以内で調整する。投資適格債ファンド、高利回り債ファンドともに債券運用で定評のあるピムコグループの日本法人(ピムコジャパンリミテッド)に委託する。

選定ポイント

類似ファンド分類内で上位の運用成績、長期では安定したパフォーマンス

2010年のトータルリターンは▲3.75%とマイナスだったが、類似ファンド分類平均を2.00%上回った。高格付けの米国債に投資するファンドや、アセットバック証券などを投資対象とするファンドを上回り、類似ファンド分類内で上位となった。また、当ファンドの類似ファンド分類は「国際債券・北米(為替ヘッジなし)」であるが、幅広い世界の債券が投資対象となる類似ファンド分類「国際債券・グローバル・除く日本(為替ヘッジなし)」の平均も上回った。投資適格債ファンドはデュレーションの長期化に加え、大手金融機関の社債のオーバーウェイトが奏功し、大きくプラスに寄与した。高利回り債ファンドは高利回り債のアンダーウェイトはマイナスに寄与したが、その代替として投資適格の金融債に投資したことがプラスに寄与し、結果として全体でプラスとなった。

債券運用で高評価を得るピムコグループが運用を担当

投資適格債ファンドと高利回り債ファンドの投資対象は、先進国の投資適格債券と高利回り債券となるため、債券の種類別、格付別、通貨別に幅広い債券市場の収益機会を捉えることができる仕組みとなる。一方、こうした世界の多種多様な債券市場で収益を狙うためには、グローバルでの債券運用体制の確立、運用経験豊富なスタッフの充実などが必要不可欠となる。運用委託先のピムコジャパンリミテッドが所属するピムコグループは、債券運用においてトップクラスの実績を持ち、2010年12月末時点の運用資産は1.24兆ドルとなっており、ピムコグループのマクロ経済や債券市場の見方は投資家に大きな影響を与えている。

投資先ファンドの運用は、チーム運用制で行われており、投資適格債ファンドはグローバル債券運用チームが担当、高利回り債ファンドはハイイールド債券運用チームが担当する。それぞれ投資経験16年、投資経験22年と長期の運用経験を持つファンドマネジャーが統括し、両チームとも第三者機関から高い評価を得ている。

ピムコグループは、米モーニングスターの「Fund Manager of the Year」債券型部門において最優秀債券マネジャー賞を史上唯一3度受賞、10年間で最も優れたファンドマネジャーを表彰する「ファンドマネジャー・オブ・ザ・ディケード2000-2009」債券部門を受賞するなど高い評価を得ている。

類似ファンド分類内で資金流入トップ、2年連続の「ファンド オブ ザ イヤー」獲得

2010年12月末までの過去1年間の純資金流入額は287億円に達しており、類似ファンド分類内でトップとなった。類似ファンド分類内では資金の流出が目立つファンドも出ている中、純資金流入を維持していることは安定的な運用につながる。一方、分配金の状況をみると、2009年8月に、それまでの53円(税引き前、1万口当たり)から、70円(同)に分配金を引き上げたことで純資金の流入が加速した。2009年8月以降は70円(同)の分配金を維持している。

長期の運用成績をみても、過去5年間のトータルリターン(年率)は類似ファンド分類平均を2.02%上回っている。幅広い債券に分散した投資を行うことで、長期で安定した運用成績を維持している。

また、当ファンドは長期間にわたり良好なリスク・リターンを維持していることから、2010年12月末時点のモーニングスター・レーティングでは最高評価となる5ツ星を得ている。なお、当ファンドは「ファンド オブ ザ イヤー2009」国内債券型・国際債券型 部門に続いて2年連続の受賞となる。