優秀ファンド賞受賞

評価基準日:2010年12月31日

国際債券型 部門(対象ファンド: 415本)

優秀ファンド賞受賞

DIAM高格付外債ファンド
『愛称 : トリプルエース』

設定・運用 : DIAMアセットマネジメント株式会社

  • ■ モーニングスター・類似ファンド分類:国際債券・グローバル・除く日本(為替ヘッジなし)
  • ■ ベンチマーク:なし
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投資方針

主にマザーファンド(実質的に運用を行うファンド)を通じて、実質的に相対的に利回りの高い新興国の現地通貨建て国際機関債と先進国の国債に主に投資する。新興国と先進国への投資比率は概ね2対1としている。投資対象の債券は、当初組入時において最高位の信用格付であるAAA格/Aaa格を取得しているものに限定しており、新興国債券についてはAAAの格付を有する国際機関が発行する現地通貨建ての債券に投資する。保有債券の平均残存期間は原則3年以内。投資対象国は6から10通貨程度の複数の通貨に分散投資する。毎月(原則、19日)決算。

選定ポイント

2010年の年間トータルリターンは類似ファンド分類内で上位

2010年のトータルリターンは▲0.46%とマイナスだったが、類似ファンド分類平均を5.54%上回り、類似ファンド分類内で上位の成績となった。機動的に為替ヘッジを行うファンドなどには劣後したものの、幅広く世界の債券に投資するファンドや、一部の高金利国の債券に投資するファンドも上回った。

同期間、現地通貨ベースでみると、投資対象国別では全ての国でプラスのリターンとなり、特に南アフリカ、トルコ、ブラジルは大きくプラスに寄与した。しかし、この間大きく進んだ円高がマイナスに寄与し、トルコやノルウェーなどが円ベースでマイナスに寄与した。

最高格付けAAAの債券に投資、高い利回りの新興国債券も組み入れ

当ファンドは、信用格付けで最高格付けとなるAAA格の債券に限定して投資することで、信用リスクを抑える。また、先進国の債券の中で利回りの高い債券に投資することに加え、一般的に信用リスクが高いとされる新興国の現地通貨建て債券の中でも、信用力の高い国際機関の発行する債券(国際機関債)に投資することでリスクを低減させつつ、高い利回りの獲得を狙う仕組みとなっている。2010年12月末時点のポートフォリオでは通貨別構成比でみると、南アフリカ・ランド(22.5%)、ブラジル・レアル(22.1%)、トルコ・リラ(21.7%)、ニュージーランド・ドル(11.7%)、オーストラリア・ドル(11.2%)、ノルウェー・クローネ(10.9%)の計6カ国を組み入れている。

投資対象国をみると、資源国の比率が高くなっており、加えて先進国の資源国の債券も投資対象とすることで通貨分散を図っている。このため、資源価格の上昇による資源国の経済の活性化や、資源国通貨の上昇の恩恵も期待される。また、2009年のトータルリターンは32.69%と類似ファンド分類平均内でトップとなるなど、2年連続で良好な運用成績を得ている点も評価できる。

2010年12月末までの過去1年間の純資金流入は699億円となり、類似ファンド分類内で2位となった。類似ファンド分類全体での純資金の流出入状況をみるとマイナスとなったものの、当ファンドへは資金流入が継続している。

当ファンドは2008年10月に運用を開始し、2009年1月から分配を行っている。分配開始時の分配金70円(税引き前、1万口当たり)だったが、段階的に分配金の引き上げを行っており、2010年12月の分配金は100円(同)となっている。分配金の水準は類似ファンド分類内でトップクラスとなっている。

DIAMの世界の3拠点を活用し情報収集

先進国に加えて、新興国を含めた幅広い債券に投資するために、DIAMグループのロンドン、東京、ニューヨークの各拠点間で積極的な情報交換を行っている。運用担当のファンドマネジャーも豊富な運用経験を有しているほか、マクロ全般は2名からなるエコノミックリサーチグループグループ、個別国の金融市場リサーチは外国債券運用グループと外国為替運用グループに加えて、ニューヨークのロンドンの海外拠点の人員も活用し、幅広い情報を得ている。DIAMグループのグローバルでの調査・運用体制を活かした運用を行っている。