最優秀ファンド賞受賞

評価基準日:2010年12月31日

バランス型 部門(対象ファンド: 524本)

最優秀ファンド賞受賞

野村世界6資産分散投信(安定コース)

設定・運用 : 野村アセットマネジメント株式会社

  • ■ モーニングスター・類似ファンド分類:安定成長
  • ■ ベンチマーク:合成指数※
    ※ NOMURA-BPI 総合を60%、MSCI コクサイ(円ベース、為替ヘッジなし)を15%、シティグループ世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし、円ベース)を10%、TOPIX(配当込み)、東証REIT 指数(配当込み)、S&P 先進国REIT 指数(除く日本、配当込み、円換算ベース)を各5%でウェイトして合成した指数。
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投資方針

当ファンドはマザーファンド(実質的な運用を行うファンド)を通じて、国内外の6資産(国内債券、外国債券、国内株式、外国株式、国内リート(不動産投資信託)、外国リート)に分散投資を行い、各資産ごとに設定されたベンチマークと連動する投資成果を目指す。基本投資比率は国内債券60%、外国株式15%、外国債券10%などとなり、月次のリバランスにより投資比率などを厳格に管理している。投資比率の異なる「分配コース」、「成長コース」とのスイッチングが可能。分配は2カ月に1回(奇数月)行っている。

選定ポイント

国内資産に比重を置いた基本投資比率が奏功し、相対的に良好なパフォーマンスに

2010年のトータルリターンは1.75%となり、類似ファンド分類平均を3.51%上回った。2010年は主要通貨に対する円高が進行し、ドルとユーロはともに10%を超える下落となったが、当ファンドは基本投資割合で国内資産を70%組み入れているため、円高の影響を比較的抑えている。また、投資資産別では、国内リートの上昇がプラスに寄与したほか、国内債券もプラスに寄与している。類似ファンド分類内では、国内の不動産への投資比率が高いファンドには劣後したものの、外国資産への投資比率が高いファンドには優位となり、上位のパフォーマンスとなった。

暦年のトータルリターンでみると、2010年末までの過去5年間のうち、4年で類似ファンド分類平均を上回っており、相対的に高い運用成績を安定して示している。また、世界金融危機の影響を受けた2008年には、類似ファンド分類平均を11.19%上回っている。

総合レーティングは最高評価の「5ツ星」を継続

当ファンドの最大の魅力は「安定性」であるが、過去の最大下落率をみるとそれが明確になる。当ファンドの最大下落率(1年間)は▲19.29%(2007年12月~2008年11月)であり、類似ファンド分類内で運用期間3年以上のファンド(以下、比較対象ファンド)210本の中で最も小さい。一方、世界金融危機前の2008年8月末とその後の最安値からの、月次の分配金込み(再投資)基準価額の回復率をみると、比較対象ファンドの中で上位10%以内となった。こうした長期の安定性により、当ファンドはモーニングスター・レーティングにおいて、最高評価の5ツ星を継続している。

また、資金の純流出入においては、2010年はモーニングスター大分類「バランス型」で資金純流出となったファンドが多い中で、当ファンドは同期間、8億円の資金純流出にとどまっている。

長期運用に適した低リスク・運用コストの低さ

リスク面では、標準偏差(年率)は過去3年間で8.76%、5年間で7.27%となっている。類似ファンド分類平均と比べて3年間で6.47%、5年間で3.78%低く、長期でリスクを抑えた運用を維持している。また、運用コスト面においても、信託報酬率(税込)が0.6510%と類似ファンド分類平均の中で最も低い水準にある。

こうしたリスク水準の低さや運用コストの低さは、長期投資においては重要な要素であることから、当ファンドは長期の資産運用に適したファンドであると考えられる。

なお、当ファンドと同じファンドシリーズである「分配コース」は、「ファンド オブ ザ イヤー2007」、「同2008」、「同2009」で3年連続して国内ハイブリッド型・国際ハイブリッド型 部門における「最優秀ファンド賞」を受賞しており、当ファンドも含めたファンドシリーズの運用体制は、これまでも高く評価されている。