優秀ファンド賞受賞

評価基準日:2010年12月31日

オルタナティブ型 部門( 対象ファンド: 248本)

優秀ファンド賞受賞

ダイワ・グローバルREIT・オープン
『愛称 : 世界の街並み』

設定・運用 : 大和証券投資信託委託株式会社

  • ■ モーニングスター・類似ファンド分類:国際REIT・グローバル・除く日本(為替ヘッジなし)
  • ■ ベンチマーク:なし
  • 販売会社
  • ファンド情報
  • 運用会社

投資方針

当ファンドはマザーファンド(実質的な運用を行うファンド)を通じて、日本を除く世界のリート(不動産投資信託)に投資を行うアクティブファンドである。マザーファンドの運用は、米国における最初のリート専門の運用会社であるCohen & Steers社(以下、コーヘン&スティアーズ社)に再委託している。設定は2005年6月で、5年超の運用実績を有する。原則として毎月15日に分配を行う。なお、2010年12月末時点の純資産額は4,088億円と類似ファンド分類内で第1位となっている。

選定ポイント

リターン、効率性ともに類似ファンド分類内で上位

2010年のトータルリターンは3.25%と、類似ファンド分類平均を0.31%上回った。欧州市場では、財政悪化懸念などから、円高・ユーロ安となったことなどがマイナスに寄与した。一方、米国市場では、円高・ドル安となったことはマイナスに寄与したものの、リートの資金調達環境の改善や景気回復期待の高まりなどを受け、リート価格が大幅に上昇したことがプラスに寄与し、米国市場全体では大きくプラスに寄与した。また、投資比率を高めていた豪州市場は、円安・豪ドル高が進んだことからプラスに寄与した。

同期間、類似ファンド分類内では、欧州の比率を高めていたファンドに対して優位となり、類似ファンド分類内のアクティブファンドの中では、同期間のトータルリターン、シャープレシオともに第2位となった。なお、第1位は同じく大和証券投資信託委託(以下、同社)が運用し、コーヘン&スティアーズ社に再委託するファンドである。

継続的、安定的な分配金で投資家の支持を集める

2010年の純資金流出入額は3,125億円の純流入と、類似ファンド分類内で第1位、全ファンドで第8位となった。このように、当ファンドが投資家から高い支持を集めた要因の一つとして、ファンドのコンセプトにしたがった継続的、かつ、安定的な分配金が挙げられる。2009年から2010年にかけては、グローバルリートファンドの中には減配となるファンドも散見されたが、当ファンドは2009年2月以降、毎月60円(税引き前、1万口当たり)の分配金を維持しており、過去1年間の分配金利回りは概ね15%以上で推移した。また、分配金原資は1,367円(2010年9月時点、1万口当たり)と高水準にあることから、将来的にも継続的、かつ、安定的な分配金が支払われることが期待される。

当ファンドが長期的にも安定した運用成績を上げている点も、投資家の支持を集めた一因と考えられる。暦年のトータルリターンをみると、リート市場が調整した2008年は3.44%、反発した2009年は3.59%類似ファンド分類平均をいずれも上回っており、リート市場の上昇・下落のいずれの局面において、相対的に優れた運用成績を収めた。

グローバルな運用体制を生かし、分散されたポートフォリオを構築

マザーファンドの運用は、コーヘン&スティアーズ社のグローバル・インベストメントチームが行う。同チームには、米国、豪州などの国別の専任アナリストに加え、アジア、欧州、グローバルなどの地域別アナリスト及び米国優先証券アナリストが配置されている。当ファンドのポートフォリオの推移をみると、過去1年間の組入銘柄数は概ね130~140銘柄で推移している。類似ファンド分類内の純資産額上位のアクティブファンドの組入銘柄数は80~90銘柄で構成されており、当ファンドはコーヘン&スティアーズ社のグローバルな運用・調査体制が生かされた銘柄分散の効いたポートフォリオが構築されている。

同社のファンドマネジャーである羽田野 浩伸氏は、リートファンドの運用を主に担当しており、16年超の運用経験を有する。当ファンドの運用には2007年12月から携わっている。ファンドマネジャーと複数の部署が連携して、当ファンドの運用状況を定期的にモニタリングしているほか、ガイドラインのチェックなどを行う。

なお、当ファンドは「ファンド オブ ザ イヤー 2006」の国際株式型 部門の優秀ファンド賞、「ファンド オブ ザ イヤー 2009」のオルタナティブ型 部門の最優秀ファンド賞に続く、3回目の受賞となった。