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最優秀ファンド賞受賞

評価基準日:2010年12月31日

国内債券 部門( 対象ファンド: 86本)

最優秀ファンド賞受賞

ダイワ 日本国債ファンド(毎月分配型)

設定・運用 : 大和証券投資信託委託株式会社

  • ■ モーニングスター・類似ファンド分類:国内債券・中長期債
  • ■ ベンチマーク:なし
  • 販売会社
  • ファンド情報
  • 運用会社

投資方針

  • ファンド詳細

当ファンドはマザーファンド(実質的な運用を行うファンド)への投資を通じて、実質的には日本国債に投資を行う。マザーファンドにおいては、残存期間が最長15年程度までの国債を、残存期間ごとの投資金額がほぼ同程度になるように組入れる。ポートフォリオの組入債券を残存年数と投資金額のグラフにすると、「はしご」のような形態になっていることから、ラダー(Ladder・はしご)型運用と呼ばれる。原則として、毎月(10日)分配を目指す。

選考ポイント

ラダー型ファンドの中でトップの運用成績

2010年のトータルリターンは2.36%と、類似ファンド分類平均を0.27%上回った。金融緩和の影響などから長期金利の低下が続く中、満期までの年限の長い国債ほど金利が低下したことが、収益に寄与した。同期間、類似ファンド分類内では、短期債、変動利付き債に投資を行うファンドの一部に対して優位となった。また、ラダー型運用を行うファンドの中では、残存期間の構成を最長10年程度に維持するファンドで国債に投資を行うファンド、公社債に投資を行うファンドのいずれにも優位となり、最も良好な運用成績となった。

2010年の純資金流出入は621億円の純資金流入となり、類似ファンド分類内で第2位、国内債券型 部門でも第2位の純資金流入額となった。また、2010年12月末時点の純資産額は764億円と、類似ファンド分類内で第2位、国内債券型 部門でも第2位となっており、当ファンドはわが国を代表する国内債券ファンドの一つである。

ラダー型運用のメリットを享受

ラダー型運用の主な特徴として、(1)残存期間の異なる債券に投資するため、金利変動に対するリスク分散ができる、(2)満期償還資金で、最終利回りが高い長期債に順次再投資するため、長期的に安定した収益が期待される、(3)組入債券の償還金を再投資することから、売買費用(運用コスト)が低減化される、などの点が挙げられる。

実際に当ファンドの運用経過をみると、2010年12月末までの過去3年間では、トータルリターン、シャープレシオともに類似ファンド分類平均を上回っている。また、同期間のトータルリターンは、前記のラダー型運用ファンドをいずれも上回った。分配金については、2008年5月以降、毎月20円(税引き前、1万口当たり)が継続的に支払われている。また、分配原資も920円(1万口当たり、2010年9月時点)と高水準にあることから、将来的にも、安定的、かつ、継続的に支払われることが期待される。コストについては、当ファンドの信託報酬率等(税込)、売買手数料等も含めた実際の経費率のいずれも類似ファンド分類平均を下回っている。したがって、当ファンドはラダー型運用のメリットを享受できる運用がなされている。

リスクを限定し、金利低下局面では優位性を発揮

暦年のトータルリターンをみると、2007年以降の4年間では、全ての年でプラスのリターンを確保し、2009年を除く3年間で類似ファンド分類平均を上回った。類似ファンド分類内には社債への投資を行うファンドもあるが、金融危機下での債務不履行により、一時的に大きな損失を被るファンドもあった。当ファンドは、国債のみを投資対象とし、こうした信用リスクをとらないことで、安定的に収益を確保している。また、社債には流動性のリスクが伴うため、大量の解約などでコストがかさむ可能性もあるが、当ファンドではそうした懸念がないほか、当ファンドは残存期間の構成を最長15年程度としており、より残存期間の構成が短いファンドと比較して、金利低下局面において運用成績が優位となる傾向がある。

マザーファンドの運用は、大和証券投資信託委託(以下、同社)に属する高尾 憲久氏が行う。高尾氏は13年超の運用経験を有し、当ファンドを設定来、担当している。高尾氏が属する円金利チームには4名のファンドマネジャーが属しており、マクロ経済、債券市場、金利動向について調査を行い、これらの情報は同社に属する8名のエコノミスト・ストラテジスト等が参加する日次の会議で共有されている。

過去のFund of the Year受賞ファンド