受賞企業と各部門の傾向

【高利回り債券型】部門 …ハイイールド債市場、新興国債券市場ともに堅調に推移するも、為替変動の影響を大きく受ける1年に

高利回り債券のファンドは、主に「国際債券・ハイイールド(為替ヘッジなし)」、「国際債券・エマージング・複数国(為替ヘッジなし)」など6の類似ファンド分類で構成されます。2010年は、主要通貨が円に対して大きく下落したことはファンドの運用成績にマイナスに寄与しました。一方で、米国を中心とした先進国経済の回復や企業業績の改善などを背景に投資家のリスク許容度が高まったことを受け、ハイイールド債券市場、新興国債券市場はともに上昇基調で推移したことから、上記類似ファンド分類に属するファンドの半数以上はプラスのリターンとなりました。

こうした環境の中、類似ファンド分類の2010年のトータルリターンは、「国際債券・ハイイールド(為替ヘッジなし)」が5.14%、「国際債券・エマージング・単一国(為替ヘッジなし)」が▲1.47%、「国際債券・エマージング・複数国(為替ヘッジなし)」が2.49%、「国際債券・エマージング・複数国(為替ヘッジあり)」が9.54%となりました。高利回り債券型に属するファンドのうち、「国際債券・ハイイールド(為替ヘッジなし)」は2兆5,968億円の純資金流入、「国際債券・エマージング・単一国(為替ヘッジなし)」が1兆1,308億円の純資金流入などとなり、昨年に引き続き、高利回り債券部門に属するファンドは、高い分配金利回りが投資家から支持され、純流入となりました。

226本の候補ファンドの中から選出された4本のうち2本は、運用期間10年超のファンドであり、上記類似ファンド分類に属するファンドの80%以上が運用期間5年未満である中、長期の運用実績を有しています。また、為替動向を強く意識させられた同年は、為替ヘッジを行うファンドが初めて選出されました。