受賞企業と各部門の傾向

【オルタナティブ型】部門…リートは地域間格差が拡大し、運用成績に大きな差異

オルタナティブ型部門は、「国内REIT」、「国際REIT・グローバル・除く日本(為替ヘッジなし)」、「国際REIT・北米(為替ヘッジなし)」などの国内外REITの12の類似ファンド分類に加え、ヘッジファンドの3分類、コモディティの4分類の計19分類で構成されます。オルタナティブ型部門のパフォーマンスは総じて良好で、中でも世界的にREITの上昇が目立ちました。REIT市場の代表的なインデックスである「S&PグローバルREIT指数(配当込み、ドルベース)」の2010年の騰落率は24.44%となりました。地域別では、日本、ドイツ、香港などの上昇が目立ちました。一方、コモディティ市場も、天然ガスなどを除いて総じて上昇しました。

こうした環境の中、類似ファンド分類の2010年のトータルリターンは、「国内REIT」が31.06%、「国際REIT・北米(為替ヘッジなし)」が10.49%となる一方で、円高・ユーロ安の影響を受けた「国際REIT・欧州(為替ヘッジなし)」は▲9.72%となりました。また、オルタナティブ型部門に属するファンドのうち、国内REITの2010年の年間の純資金流出入額は3,155億円の純流入、国際REITは同1兆1,971億円の純流入となり、高い分配金利回りなどに注目が高まり、REITファンドは投資家の支持を集めました。オルタナティブ型部門の国内外のREITは、景気に対する先行きの見通しなどにより、地域間格差が大きくなったことに加え、為替レートの変動も大きく、国(地域)別配分でパフォーマンスに大きな差がでました。また、大幅に上昇した日本や米国市場においては、銘柄選択でパフォーマンスに大きな差がつきました。248本の候補ファンドの中から選択された3本のファンドは、2010年のみならず、中長期的に安定したパフォーマンスを維持し、ファンドのコンセプトに沿った安定的、かつ、継続的な分配金が支払われており、投資家の支持を集めています。