Fund of the Year 2011


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特別対談 国際債券型(為替ヘッジあり)部門 最優秀ファンド賞受賞
フィデリティ・ストラテジック・インカム・ファンド Aコース(為替ヘッジ付き)
フィデリティ投信株式会社 太田創氏×モーニングスター代表取締役COO 朝倉智也
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評価基準日:2011年12月31日 国際債券型(為替ヘッジあり) 部門(対象ファンド:96本)
モーニングスター・類似ファンド分類:国際債券・グローバル・含む日本(為替ヘッジあり)  ベンチマーク:なし

最優秀賞
フィデリティ・ストラテジック・インカム・ファンド Aコース(為替ヘッジ付き)
設定・運用:フィデリティ投信株式会社

当ファンドはマザーファンド(実質的な運用を行うファンド)を通じて、「米国国債/政府機関債」(同30%)、「米国高利回り社債(ハイ・イールド・ボンド)」(基本資産配分40%)、「先進国債券(除く米国)」(同15%)、「エマージング債券」(同15%)と幅広い4種類の債券に分散投資する。当ファンドは為替ヘッジを行うAコースであるが、為替ヘッジを行わないBコースとのスイッチングが可能。毎月(20日)決算。


選考ポイント

2011年は「米国国債/政府機関債」や、「エマージング債」がプラス寄与

2011年のトータルリターンは4.94%となり、類似ファンド分類平均を1.06%上回った。同期間、4種類の債券全てがパフォーマンスにプラスに寄与し、中でも「米国国債/政府機関債」、「エマージング債券」が大きくプラスに寄与した。類似ファンド分類内では、高格付けの国債などを中心に投資するファンドには劣後したものの、ハイブリッド証券や日本の国債の組入比率が高いファンドに対して優位となり、類似ファンド分類内では28本中第9位の運用成績となった。また、類似ファンド分類内でエマージング債券も組み入れているファンド5本と少ないが、これらのファンドと比較しても5本中2位と堅調な運用成績となっている。

「安全性」と「成長性」を勘案した運用を実現、長期でも効率的な運用

マザーファンドの運用戦略においては、安定性と流動性を重視する「米国国債/政府機関債」「先進国債券(除く米国)」と、好利回りと成長性を追求する「米国高利回り社債」「エマージング債券」に投資戦略を分け、幅広い債券の特徴を活かした運用を行う。類似ファンド分類内の純資産額上位のファンドと比較して、ハイイールド債券や新興国債券などの幅広い債券を組入れている点が特徴となる。

長期の運用成績でみても、2011年12月末までの過去10年間のトータルリターン(年率)は3.61%となり、類似ファンド分類平均を1.85%上回り、類似ファンド分類内では13本中第2位となった。同期間のシャープレシオをみても、類似ファンド分類内で2位となった。

過去10年間の暦年のトータルリターンでは、2005年、2007年、2008年を除いては類似ファンド分類平均を上回る。特に上昇局面で類似ファンド分類平均を上回る傾向を見せるなど、高利回りと成長性を勘案する運用戦略が奏功している。

グローバルで展開する運用体制を幅広い債券投資に活かす

マザーファンドの運用は、「米国国債/政府機関債」、「米国高利回り社債」及び「エマージング債券」はフィデリティ・グループ内の米国法人であるフィデリティ・マネジメント・アンド・リサーチ・カンパニーに、「先進国債券(除く米国)」は同英国法人であるFIL・インベストメンツ・インターナショナルに委託する。それぞれの債券セクターごとに専任のファンドマネジャーが担当し、債券専任のアナリストのみならず、株式アナリストからの情報も活用し、債券の発行体の信用分析を行う。フィデリティ・グループでは、自社のスタッフによる大規模な独自の調査体制をグローバルで構築しており、幅広い債券の運用に活かされている。また、米モーニングスターの「ファンドマネジャー オブ ザ イヤー 2011」では債券部門で米フィデリティのファンドマネジャー(マザーファンドとは異なる)が受賞するなど、フィデリティ・グループは債券運用で高い評価を得ている。

なお、当ファンドは、「ファンド オブ ザ イヤー 2010」で優秀ファンド賞を受賞している。