Fund of the Year 2011


評価基準日:2011年12月31日 バランス型 部門(対象ファンド:547本)
モーニングスター・類似ファンド分類:安定成長  ベンチマーク:合成指数※

最優秀賞
野村世界6資産分散投信(安定コース)
設定・運用:野村アセットマネジメント株式会社

当ファンドはマザーファンド(実質的な運用を行うファンド)への投資を通じて、実質的には国内外の6資産(国内債券、外国債券、国内株式、外国株式、国内リート(不動産投資信託)、外国リート)に分散投資を行い、資産ごとに設定されたベンチマークとの高い連動性を目指すパッシブファンドである。基本投資比率は、債券70%(国内60%、海外10%)、株式20%(国内5%、海外15%)、リート10%(国内5%、海外5%)となっており、月次のリバランスにより投資比率などを厳格に管理している。投資比率の異なる「分配コース」、「成長コース」とのスイッチングが可能。隔月(奇数月)決算。


選考ポイント

変動率の高い投資環境下でも市場との高い連動性を維持し、相対的にも上位の運用成績

2011年のトータルリターンは▲2.56%となり、類似ファンド分類平均を4.43%上回った。資産別では、国内債券はプラスに寄与したものの、国内リートや外国株式がマイナスに寄与したため、リターンの絶対値はマイナスとなった。一方、同期間の月次トラッキング・エラーは0.40%、超過収益率は▲0.55%となった。2011年は、欧州の債務危機の影響などから、株式、リート、外国為替市場では変動率が高い状況が続いたものの、当ファンドはそうした状況下でも、ベンチマークとの高い連動性を維持した。類似ファンド分類内では、債券への投資比率が高いファンドに対しては劣後したものの、新興国に分散投資を行うファンドに対して優位となり、良好な運用成績となった。

2011年は最高評価の「5つ星」を継続し、長期的にも良好なリスク・リターン

当ファンドの特徴の一つとして、長期的に安定した運用成績が期待できる点が挙げられる。2011年12月末までの過去5年間のトータルリターン(年率)は▲2.29%と、類似ファンド分類平均を3.75%上回っており、128本中第6位となった。暦年のトータルリターンをみると、2011年までの過去6年間のうち、2009年を除く5年間で類似ファンド分類平均を上回った。一方、標準偏差は6年間の全てで類似ファンド分類平均を下回った。株式、債券、リート、外国為替市場が大きく変動する状況下でも、相対的に優れたリスク・リターンを享受することができる商品設計と、それを実現する運用体制が整えられている。2011年の月次のモーニングスターレーティングの推移でみても、12カ月連続での5つ星となった。

市場との高い連動性を維持するための更なる改善や長期投資に適した商品設計

当ファンドでは、各マザーファンドの投資比率が基本投資割合から一定の乖離幅の範囲内で収まるように、厳格な管理を行っている。各マザーファンドにおいては、ベンチマークとの高い連動性を維持するため、業種別比率、トラッキング・エラーなどの複数項目においてガイドラインが定められている。また、マザーファンドの外国株式部分では、さらなる連動性向上のために、カナダとスイスの先物の利用を追加するなど、リスクの低い商品設計を実現するために、更なる改善が図られている。運用コスト面においても、当ファンドの信託報酬率(税込)は0.6510%と、類似ファンド分類平均を下回っており、長期投資に適した商品設計となっている点も特徴の一つである。

なお、当ファンドは、「ファンド オブ ザ イヤー2010」のバランス型部門で最優秀ファンド賞を受賞しているほか、当ファンドと同一のシリーズである「分配コース」は、「ファンド オブ ザ イヤー2007」、「ファンド オブ ザ イヤー2008」、「ファンド オブ ザ イヤー2009」で3年連続して国内ハイブリッド型・国際ハイブリッド型 部門における最優秀ファンド賞を受賞しており、当ファンドも含めた野村6資産分散投信は長期間にわたり、高い評価を受けている。

※ NOMURA-BPI 総合を60%、MSCI コクサイ(円ベース、為替ヘッジなし)を15%、シティグループ世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし、円ベース)を10%、TOPIX(配当込み)、東証REIT 指数(配当込み)、S&P 先進国REIT指数(除く日本、配当込み、円換算ベース)を各5%でウェイトして合成した指数。