Fund of the Year 2011


評価基準日:2011年12月31日 国内債券型 部門(対象ファンド:104本)
モーニングスター・類似ファンド分類:国内債券・中長期債  ベンチマーク:なし

優秀賞
ダイワ日本国債ファンド(毎月分配型)
設定・運用:大和証券投資信託委託株式会社

当ファンドは、マザーファンド(実質的な運用を行うファンド)への投資を通じて、実質的に日本国債に投資を行う。残存期間が最長15年程度までの国債を、残存期間ごとの投資金額がほぼ同程度になるように組み入れる「ラダー(はしご)型運用」を採用している。金利変動に伴うリスクを分散しつつ、利息収入を幅広く確保することを狙う。毎月(10日)決算。


選考ポイント

運用に安定性あるラダー型ファンド内で上位の運用成績

2011年のトータルリターンは1.86%となり、類似ファンド分類平均を0.20%上回った。同期間、類似ファンド分類内においては、短期債を投資対象とするファンドや変動利付国債に投資するファンドの一部に対して優位となった。当ファンドと同様に「ラダー型運用」を採用するファンド(以下、ラダー型ファンド)の中では、社債を主要投資対象とするファンド、残存期間がより短いファンドなどに対して優位となった。同期間のシャープレシオは1.59と、類似ファンド分類内で第5位、ラダー型ファンドの中では第1位の運用成績となった。

長期的に国内債券利回りが低下する中、安定した運用成績を実現

当ファンドは「ラダー型運用」を行っていることから、運用コストは抑えられている。信託報酬率等は0.315%(税込み)と類似ファンド分類内で4番目に低いほか、売買手数料等も含めた実際の経費率も類似ファンド分類平均を下回っている。ラダー型ファンドの中では、国債のみを投資対象とするため信用リスクが低いこと、残存期間の構成を最長15年程度としておりポートフォリオの残存期間が比較的長いことなどが特徴としてあげられる。

2011年末までの過去5年間のトータルリターン(年率)は2.24%と、類似ファンド分類内で第2位の運用成績となっている。また、2011年までの過去5年間の暦年のトータルリターンをみると、全ての年でプラスのリターンを確保し、2009年を除く4年間で類似ファンド分類平均を上回った。中長期的に安定した運用成績を実現している。当ファンドの特徴である、運用コストの低さや信用リスクが低いこと、残存期間が長いことなどが有利に働いた。

純資金流入額の拡大で国内債券型を代表するファンドに成長

安定した運用成績を背景に、月次の純資金流出入額は2008年11月以降、2011年12月まで毎月、純資金流入が継続している。2011年の当ファンドの純資金流入額は1,332億円となり、類似ファンド分類内で第1位となった。同期間、第2位となったファンドに1,000億円以上の差を付けている。暦年の純資金流入額をみると、2009年は141億円、2010年は621億円となっており、拡大傾向にある。また、純資産額は2011年12月末時点で2,095億円と、類似ファンド分類内では第2位と、国内債券型を代表するファンドの一つとなっている。

当ファンドの運用は、大和証券投資信託委託に属する高尾憲久氏が行う。高尾氏は14年以上の運用実績を有し、当ファンドを設定来、担当している。

なお、当ファンドは「モーニングスター ファンド オブ ザ イヤー2010」の国内債券型部門において、最優秀ファンド賞を受賞している。