Fund of the Year 2011


photo
特別対談 国内債券型部門 優秀ファンド賞受賞
DIAM 毎月分配債券ファンド『愛称:円パワーズ』
小林央氏×モーニングスター代表取締役COO 朝倉智也
  • ビデオレポート対談ページはこちら


評価基準日:2011年12月31日 国内債券型 部門(対象ファンド:104本)
モーニングスター・類似ファンド分類:国内債券・中長期債  ベンチマーク:なし

優秀賞
みずほ日本債券アドバンス(豪ドル債券型)『愛称:ちょっとコアラ』
設定・運用:みずほ投信投資顧問株式会社

当ファンドは2つのマザーファンド(実質的な運用を行うファンド)への投資を通じて、実質的には国内の公社債およびオーストラリアの公社債に投資を行う。各資産への基本投資配分は、国内の公社債70%、オーストラリアの公社債(豪ドル建て)30%となる。オーストラリアの公社債への投資は、政府や政府機関債などのソブリン債を中心に投資を行う。外貨建て資産については、原則として為替ヘッジを行わない。毎月(26日)決算。


選考ポイント

豪ドル債券への投資は相対的な運用成績の向上に貢献

2011年のトータルリターンは3.52%となり、類似ファンド分類平均を1.86%上回った。類似ファンド分類内では、社債や変動利付債などを主要投資対象とするファンドのみならず、国債を主要投資対象とするファンドも上回り、33本中第1位のパフォーマンスとなった。当ファンドは国内債券70%、豪ドル債券30%を基本資産配分としており、類似ファンド分類内で外国債券に投資をするファンドは当ファンドを含めて2本のみである。特徴的な資産配分が相対的に良好な運用成績に繋がった。

同期間のマザーファンドのトータルリターンをみると、国内債券部分が2.22%、豪ドル債券部分が8.34%となり、いずれも「国内債券・中長期債」、「国際債券・オセアニア(為替ヘッジなし)」の類似ファンド分類平均を上回っている。特に、豪ドル債券部分については、豪ドル債券の利回りが低下する局面でデュレーションを長めに維持したことがプラスに寄与したほか、国債と地方債の資産配分を機動的に変更したこともプラスに寄与した。

国内債券以上の利回り獲得を目指すポートフォリオを構築

当ファンドでは、安定的な運用を行う国内債券に加えて、高利回りの確保が狙える豪ドル債券に投資をすることで、国内債券+αの利回りを求める投資家を対象としたポートフォリオを構築している。実際、2011年のポートフォリオの最終利回りは1.6〜2.2%程度で推移しており、類似ファンド分類内では国債を主要投資対象とするファンドのみならず、社債や変動利付債へ投資するファンドなどの最終利回りを上回って推移している。

投資家のリスク回避姿勢が強まるなか、安定的な運用で国債以上の利回り獲得を目指す当ファンドのコンセプトは投資家から継続的な支持を得ている。2010年9月の設定以降、東日本大震災後の2011年4月を除く全ての月で純資金流入となった。2011年は23億円の純資金流入と、類似ファンド分類内では35本中第6位の規模となる。

特徴的な資産配分で安全性と収益性を両立

マザーファンドでは、国内債券部分は各残存期間毎に同額の金額を投資するラダー型運用を、豪ドル債券部分はファンダメンタルズ分析やマクロ経済分析に基づいたデュレーション戦略、資産配分戦略を重視した運用を行う。国内債券部分においては、国内の公社債を残存期間が最長15年程度となるように残存期間を分散して投資を行う。金利変動リスクを分散することでより安定的な運用を実現している。一方、豪ドル債券部分においては、金利見通しに応じてデュレーションを5±3年の範囲でコントロールし、国債と非国債(州債や国際機関債など)の間で資産配分を調整することにより、高収益の獲得を目指す。

マザーファンドの運用は、国内債券をみずほ投信投資顧問(以下、同社)の債券運用部、豪ドル債券を同社の外国債券運用部が担当する。債券運用部、外国債券運用部では、いずれもチーム運用制を採用しており、運用の継続性に配慮された体制を構築している。