Fund of the Year 2011


評価基準日:2011年12月31日 国際株式型 部門(対象ファンド:779本)
モーニングスター・類似ファンド分類:国際株式・北米(為替ヘッジなし)  ベンチマーク:なし

優秀賞
アメリカン・ドリーム・ファンド
設定・運用:新生インベストメント・マネジメント株式会社

当ファンドはマザーファンド(実質的な運用を行うファンド)を通じて、実質的に米国の中小型成長株を主要投資対象とする。原則として、取得時の時価総額が20億米ドル以下の銘柄を組み入れる。マザーファンドの運用は、米国の中小型株式運用で評価の高いRSインベストメンツ社(以下、同社)に委託され、投資対象企業への直接訪問調査など、ファンダメンタル分析を重視したボトムアップ・アプローチに基づいて運用される。年1回(6月)決算。


選考ポイント

上昇期に類似ファンド分類平均を大きく上回り、上位の運用成績

2011年のトータルリターンは▲2.82%となり、類似ファンド分類平均を6.75%上回った。同期間、買収を発表され9月に株価が大きく上昇した、半導体メーカー「Netlogic Microsystems」を保有していたことなど、テクノロジーセクターにおける銘柄選択が大きくプラスに寄与した。類似ファンド分類内では、バリュー株ファンドや特定市場に集中投資するファンドなどに対して優位となっただけでなく、中小型株や成長株を主要投資対象とするファンドの中では第1位の運用成績となった。

厳選された、集中度の高いポートフォリオを構築しつつ、高い運用効率を実現

マザーファンドは、「ウォールストリートの先を行く」という同社の投資哲学のもと、時代の最先端を行く成長企業への投資を目指す。ポートフォリオの構築にあたっては、米国小型株の中から企業独自の優位性、マーケットシェア、利益率、売上成長力、有能な経営陣という5つの観点によって選別。その後、「アンカーポイント」と呼ばれる2〜3年後の経営状況に関する目標値と目標株価を設定し、最終的に割安と判断された20〜30銘柄に厳選して投資する。2011年12月末時点における組入銘柄数は30銘柄と、類似ファンド分類内の中小型株や成長株を主要投資対象とするファンドが概ね30〜300銘柄程度となっていることと比較して、非常に絞り込まれたポートフォリオを構築している。

また、同月末時点における組入上位5銘柄の組入比率は25.80%と、類似ファンド分類内の中小型株や成長株を主要投資対象とするファンドの中で、最も集中度が高いファンドの一つとなっている。集中度の高いポートフォリオを反映し、同月末までの過去3年間の標準偏差(年率)は類似ファンド分類平均を4.15%上回っているものの、同期間のシャープレシオは類似ファンド分類内で第2位となっており、リスクに見合ったリターンを獲得し、高い運用効率を実現している。

中小型株運用専門の会社として設立され、長期の運用実績を有する

マザーファンドの運用は、同社の小型成長株専門の調査チームであるグロース・グループ(以下、同チーム)が行う。同社は米国の新興企業に特化した運用会社として設立された。運用・調査拠点は同社の投資哲学を反映して、米国の新興企業が集積するシリコンバレー付近にあり、直接訪問による情報が収集しやすい環境にある。同チームでファンドマネジャー(チームリーダー)を務めるジム・キャリナン氏は25年以上の運用・調査経験を有するとともに、設定来、当ファンドの運用を担当している。同氏は1999年に米国モーニングスターの「Fund Manager of the Year」米国株式型部門で最優秀マネジャー賞を受賞するなど、米国内での評価は高い。同氏以外のチームメンバーはアナリストが6名、平均運用・調査経験年数は13年を超えている。米国中小型株式の運用・調査体制として、豊富な経験を有するメンバー構成となっている。