Fund of the Year 2011


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特別対談 国際株式型部門 優秀ファンド賞受賞
イーストスプリング・インドネシア株式オープン
チョウ・ウィンキン氏×モーニングスター代表取締役COO 朝倉智也
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評価基準日:2011年12月31日 国際株式型 部門(対象ファンド:779本)
モーニングスター・類似ファンド分類:国際株式・エマージング・単一国(為替ヘッジなし)
ベンチマーク:ジャカルタ総合指数(インターナショナル・オポチュニティーズ・ファンズーインドネシア・エクイティ)

優秀賞
イーストスプリング・インドネシア株式オープン
(旧:PCAインドネシア株式オープン)
設定・運用:イーストスプリング・インベストメンツ株式会社(旧:PCAアセット・マネジメント株式会社)

当ファンドは、インドネシア株式ファンド(以下、投資先ファンド)と国内債券ファンドの2つのファンドを投資対象とし、実質的にインドネシア株式を主要投資対象とする。投資先ファンドはジャカルタ総合指数をベンチマークとする。両ファンドの運用は、イーストスプリング・インベストメンツグループのイーストスプリング・インベストメンツ(シンガポール)リミテッド(以下、シンガポール法人)に再委託する。年2回(5月、11月)決算。


選考ポイント

類似ファンド分類内で上位の運用成績

2011年のトータルリターンは▲4.53%となり、類似ファンド分類平均を12.34%上回った。投資先ファンドでは、個別銘柄選択が収益の源泉となっており、銀行や不動産、タイヤのセクターに属する銘柄などがプラスに寄与した。類似ファンド分類内では、ベトナム、台湾、韓国株ファンドや南アフリカ株ファンドなどに対して優位となり、27本中第6位の運用成績となった。同期間、類似ファンド分類内のインドネシア株式ファンドと比較すると、世界的に株式市場が上昇した2011年前半(1〜6月)ではインドネシア株式ファンドの平均を上回り、6本中第2位の運用成績となっている。

銘柄分散が効いたポートフォリオを構築

投資先ファンドでは企業の本質的な価値を重視したバリュー投資を基本とする。インドネシア金融商品取引所の上場銘柄の中から、個別企業調査を重視した企業価値分析をもとに銘柄選択を行い、リスク分散を加味してポートフォリオを構築する。2011年12月末時点における組入銘柄数は、他のインドネシア株式ファンドが概ね30〜70銘柄となっているのに対し、投資先ファンドは69銘柄となっており、相対的に銘柄分散が効いたポートフォリオを構築している。

当ファンドの設定は2009年11月と、インドネシア株式ファンドの中で最も長期の運用実績を有するファンドである。2011年の純資金流入額は135億円と、インドネシア株式ファンド内で第2位となっている。2011年12月末時点における純資産額は453億円と、インドネシア株式ファンド内で最大規模となっている。

アジア地域の運用に強みを持つイーストスプリング・インベストメンツ・グループが運用

イーストスプリング・インベストメンツ・グループではアジア地域における資産運用業務に力を入れており、アジア各国に運用拠点を配置し、専門性の高い運用・調査体制を構築している。イーストスプリング・インベストメンツは週次でインドネシアの経済情報をWEBサイトで提供するなど、ディスクロージャー面では積極的な情報開示姿勢が目立つ。

投資先ファンドは、シンガポール法人に属するアジア・グローバル・エマージング・マーケット・チーム(以下、同チーム)が運用する。同チームは、各国(地域)・セクター別に専任の担当者を配置しており、投資先ファンドはアジアの地域特化型ファンドの運用を行ってきたファンドマネジャーが担当する。ファンドマネジャーは設定来、投資先ファンドを担当しており、運用の継続性が保たれている。今後は、インドネシアにも運用拠点を開設する予定で、更なる運用・調査体制の充実が期待される。

なお、当ファンドは「ファンド オブ ザ イヤー2010」の国際株式型 部門の最優秀ファンド賞を受賞している。