Fund of the Year 2011


評価基準日:2011年12月31日 バランス型 部門(対象ファンド:547本)
モーニングスター・類似ファンド分類:安定成長  ベンチマーク:なし

優秀賞
DIAM世界インカム・オープン(毎月決算コース)『愛称:世界三重奏』
設定・運用:DIAMアセットマネジメント株式会社

当ファンドは4つのマザーファンド(実質的な運用を行うファンド)を通じて、海外の3資産(外国債券、外国株式、外国リート<不動産投資信託>)に分散投資を行う。基本資産配分比率は外国債券50%、外国株式25%、外国リート25%とし、定期的なリバランスにより資産配分比率を管理している。毎月(26日)決算。


選考ポイント

2011年はバランス型全体でもトップクラス

2011年のトータルリターンは0.68%となり、類似ファンド分類平均を7.68%上回った。同期間、豪州やカナダなどの資源国債券を主要投資対象とする外国債券や、ヘルスケアなどのディフェンシブな業種、銘柄への投資を増やした米国リートがプラスに寄与し、米国リートを除く外国リートや外国株式の下落を補った。類似ファンド分類内では、高い利子・配当収入の獲得を狙うバランス型ファンドだけでなく、一般的なバランス型ファンドも上回り、類似ファンド分類内では190本中第2位の良好な運用成績となった。また、バランス型ファンド全体でも421本中第4位と、トップクラスの運用成績となった。

良好なマザーファンドの運用成績の恩恵を受ける

中長期の運用成績をみると、2011年12月末までの過去3年間、5年間のトータルリターンは類似ファンド分類平均をいずれも上回っており、類似ファンド分類内で上位のパフォーマンスとなった。また、暦年のトータルリターンをみても、2011年までの過去6年間のうち、2008年を除く5年間で類似ファンド分類平均を上回っており、長期にわたり相対的に良好な運用成績となった。

これは当ファンドの各マザーファンドが概ね良好な運用成績をあげていることによる。参考として、当ファンドのマザーファンドと同一のマザーファンドに投資を行うDIAMアセットマネジメント(以下、DIAM)の公募投信の運用成績をみると、過去5年間のトータルリターンは、外国リートは類似ファンド分類平均を小幅に下回ったものの、外国債券、外国株式はいずれも類似ファンド分類平均を上回った。当ファンドはDIAMの優れた運用力と運用会社の選別能力を活かしやすい商品設計となっている。

高評価の実績あるアクティブファンドに分散投資

各マザーファンドのみを主要投資対象とするDIAMの公募投信は、過去に「ファンド オブ ザ イヤー」の最優秀ファンド賞や優秀ファンド賞、またはその両方を受賞するなど、相対的に高い評価を得たファンドのみで構成されている。当ファンドは実績あるファンドに分散投資する優れたバランス型ファンドといえる。

各マザーファンドの運用は、外国債券部分はDIAMが行う。外国株式部分はDIAMの欧米の現地法人、外国リート部分は米国リートをデービス・セレクテド・アドバイザーズ(以下、デービス社)、米国リートを除く外国リートをコロニアル・ファースト・ステート・アセット・マネジメント(以下、コロニアル社)に運用を委託する。デービス社は独立系の運用会社であり、1994年から不動産関連証券への投資を始めた。運用受託資産は2011年9月末時点で約4兆5,000億円となる。コロニアル社は運用資産残高が同月末時点で約10兆7,000億円を誇り、豪州では最大規模の運用会社の一つとなる。