モーニングスターアワード2014

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モーニングスター アワード2014

評価基準日:2014年12月31日 国内株式型 部門(対象ファンド:782本)
モーニングスター・類似ファンド分類:国内大型グロース ベンチマーク:なし

優秀ファンド賞

優良日本株ファンド『愛称:ちから株』

設定・運用:三菱UFJ国際投信株式会社(旧:三菱UFJ投信株式会社)

投資方針

 当ファンドはマザーファンド(実質的な運用を行うファンド)を通じて、日本の上場企業のうち、「競争力のある優良企業」で株価の割安度の強い30〜50銘柄に投資を行うアクティブファンドである。「競争力のある優良企業」とは、業界内のシェア、株主還元、財務の健全性等が高い企業を指す。年2回(6月、12月の各5日)決算。

選定ポイント

3四半期で平均以上、銘柄選択の寄与でTOPIXを大きく上回る
 2014年のトータルリターンは11.95%となり、類似ファンド分類平均を1.35%上回った。類似ファンド分類内では情報・通信や卸売などの比率を高めていたファンドに対して優位となった。四半期ごとのトータルリターンでみると、年末にかけて日本株が急騰した10−12月期を除く3四半期で類似ファンド分類平均を上回った。2014年のシャープレシオは0.93と、同分類平均を0.09上回っており、相対的な効率性でも優位となった。
 参考として、同期間のTOPIXの騰落率と比較すると、当ファンドが3.87%上回った。マザーファンドベースでは、業種別配分はマイナスに寄与したものの、銘柄選択が大きくプラスに寄与した。業種別配分では、情報・通信、卸売などがマイナスに寄与した。銘柄選択では、日本通信やミクシィがプラスに寄与した。
持続的な上昇局面では上位10%内を維持、効率性では全勝
 暦年のトータルリターンをみると、2014年までの過去5年間のうち、2012年以降は3年間連続で類似ファンド分類平均を上回った。特に、2012年と2013年はいずれも上位10%内の運用成績となっており、年間を通じて株式市場が上昇する局面ではアクティブファンドとしての優位性を発揮しやすい。暦年のシャープレシオでみても、トータルリターンがプラスとなった過去4年間の全ての年で類似ファンド分類平均を上回っており、相対的な効率性では一貫して優位となっている。
三菱UFJグループの調査力を活用、情報開示にも積極的
 マザーファンドの運用は、三菱UFJ投信(以下、同社)の株式運用部国内第2株式グループ(以下、同グループ)が行う。同グループには、2014年にファンドマネジャー1名が新規に加入し、9名のファンドマネジャーが属する。平均運用経験年数は10年となっている。調査については、同グループに属するファンドマネジャー全員がアナリストを兼務しており、調査対象としている約200銘柄については100%カバーする。また、三菱UFJ信託銀行の約20名のアナリストによる調査情報を活用できる体制も整えられている。
 当ファンドの特徴の一つとして、投資家向けの積極的な情報開示が挙げられる。月報には、組入全銘柄とその比率のほか、上位30銘柄についてはコメントの記載もある。同社のホームページ上では過去1年間分の月報、過去3ヵ月間分の週報に加え、運用担当者とマザーファンドの関連性も掲載されている。また、設定来の基準価額及び純資産額のダウンロード機能も搭載されており、投資家が当ファンドに対する理解がより深まるような工夫がなされている。
 なお、当ファンドは2013年の「ファンド オブ ザ イヤー」で最優秀賞を受賞しており、2年連続での受賞となる。