モーニングスターアワード2014

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受賞ファンドインタビュー

国内株式型 部門(対象ファンド:782本)

優秀ファンド賞
モーニングスター アワード2014

アバディーン 日本小型株ファンド

設定・運用:アバディーン投信投資顧問株式会社

数ある小型株のうち、「企業の質」と「株価の割安さ」の2点で優れた銘柄に集中投資するのが『アバディーン日本小型株ファンド』だ。
グループの海外拠点も動員した調査分析をベースに、グローバル水準で持続的な利益成長が期待できる企業を見つけ出す。
取締役運用部長の郭 征岳氏に運用プロセスにおけるこだわりと、企業の一層の成長を促す取り組みについて聞いた。

「企業の質」と「株価の割安さ」で潜在成長性の高い優良銘柄を発掘

約30〜40銘柄に絞り込み、最低でも3〜5年保有
『アバディーン日本小型株ファンド』は、国内の株式市場全体の時価総額に対し下位50%を構成する約3500銘柄のうち、潜在成長性の高い優良企業を投資対象とします。

組入銘柄の選定では2つのキーワードを重視します。第一に「企業の質」。市場での競争力を加味したビジネス戦略、経営陣の信頼性、財務体質の健全性、経営の透明性、配当や自社株買いなどを通じた少数株主への配慮などの点から約50〜60銘柄に絞り込みます。

さらに「株価の割安さ」の観点から最終的に約30〜40銘柄に投資します。「企業の質」が良くても株価水準が割高な場合は購入を見送ります。2015年1月末時点の組入銘柄総数は37。保有企業が優良であると判断する限り、最低でも3〜5年は保有します。

当ファンドの組入銘柄の売買回転率は15〜20%です。1年で全組入銘柄が入れ替わる、つまり売買回転率が100%のファンドもある中、これだけ低い水準を維持しているのは、緻密な調査に裏付けられた成長性への確信度が高い銘柄を保有しているからです。

アバディーン投信投資顧問株式会社
取締役運用部長
郭 征岳(クオック チャーン イェ)氏


グループの海外拠点を生かし、投資先企業の現地情勢を分析
この調査分析力こそ、当ファンド最大の強みといえるでしょう。当ファンドでは、アナリストとポートフォリオ運用業務を兼務した5人のチームメンバーが各銘柄の定性分析・定量分析を行い、週次のミーティングで調整します。同じ銘柄について四半期ごとに異なるメンバーが調査することなどで、より客観的に企業の質を見極められると考えます。

銘柄調査では、海外のアバディーン・グループの運用担当者との意見交換も重視します。当グループは世界33カ所の拠点で共通の企業調査ノートを活用し、迅速な情報共有を図っています。

近年は中小企業もアジアなどでの海外進出を果たしていますが、文化や商慣習の違いなどを乗り越えて現地で市場シェアを獲得するのは容易ではありません。我々はシンガポールなど海外拠点の情報網を活用し、国内のほか世界の同業他社と比べて持続的な利益成長が期待できる企業を見つけ出します。2014年のリターン内訳も見ても、消費意欲が高いアジアの新興国での売り上げが好調な銘柄が貢献しました。

当ファンドは、保有銘柄の経営陣に対する「目的を持った対話」(エンゲージメント)にも積極的に取り組んでいます。当グループの30年以上の運用経験をベースに、「知恵を出す投資家」として変革を提案することで、一層の持続的成長を促すことができます。

運用プロセス全般で他の日本株ファンドとひと味違う当ファンドを通じて、小型株の成長性を資産形成に生かしていただきたいと思います。

(取材・作成:モーニングスター)

過去5年間の基準価額の推移(2015年1月末現在)

*過去の運用実績に関するデータは、今後の運用成果等を保証するものではありません。
*ファンド設定(2000年1月27日)来の分配金累計額は0円です。
*TOPIX及びJASDAQは当ファンドのベンチマークではありませんが参考までに記載しています。

選定ポイント

2014年のトータルリターンは27.93%と類似ファンド分類平均を14.79%上回った。同期間ではトータルリターン、シャープレシオ(2.54)ともすべての国内中型ファンド85本中1位だった。当ファンドの運用は2009年7月にクレディ・スイス・グループからアバディーン投信投資顧問に引き継がれた。2010年以降の暦年のトータルリターンは5年間のうち4年間で類似ファンド分類平均を上回った。

モーニングスターによる評価は、過去の一定期間の実績を分析したものであり、将来の運用成果などを保証するものではありません。