モーニングスターアワード2014

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モーニングスター アワード2014

評価基準日:2014年12月31日 国際株式型 部門(対象ファンド:1,034本)
モーニングスター・類似ファンド分類:国際株式・グローバル・含む日本(F) ベンチマーク:なし

優秀ファンド賞

日興レジェンド・イーグル・ファンド(資産成長コース)

設定・運用:アムンディ・ジャパン株式会社

投資方針

 当ファンドは主に投資先ファンドを通じて、日本を含めた世界の割安株に厳選投資を行うアクティブファンドである。本源的価値から、著しく低い水準で取引されている100〜150銘柄程度を長期間保有し、絶対的なリターンを追及する。投資先ファンドの運用は、米国のファースト イーグル インベストメント マネジメント(以下、ファーストイーグル社)が行う。年2回(6、12月の各5日)決算。

選定ポイント

低リスクのポートフォリオを維持し、投資家の支持高まる
 2014年のトータルリターンは17.48%となり、類似ファンド分類平均を1.20%下回った。ただし、四半期ごとの3カ月トータルリターンでみると、4-6月期を除く3四半期で上位50%内を維持した。類似ファンド分類内では、ヘルスケアの比率を高めていたファンドに対しては劣後したものの、資源・エネルギー関連の比率を高めていたファンドに対して優位となった。2014年の標準偏差は12.87%と、上位50%内に位置しており、低リスクのポートフォリオを維持した。現金を2割、金1割程度の割合で保有し続けたことがリスクを抑える要因となった。
 資金流出入額では、年間の累計で118億円の流入超過となった。特に12月は41億円の流入超過と、月次では設定月(2009年9月)を除くと、過去最高の流入超過額となった。
投資スタンスは一貫、運用の継続性にも配慮
 暦年の標準偏差をみると、2014年までの過去5年間の全てで上位50%内となった。投資先ファンドでは、(1)本源的価値から少なくても3割以上売り込まれた銘柄への投資、(2)魅力的な投資機会がない場合の現金の保有、(3)株式市場の異常事態な金の活用を徹底しており、ポートフォリオ全体のリスクは抑えられる傾向にある。また、このようなスタンスを市場環境の変化にかかわらず、常に徹底することで長期的にみれば高いリターンの源泉になるとの考えで一貫している。
 投資先ファンドの運用を行うのが、ファーストイーグルに属する2名のファンドマネジャーで、両者ともに20年以上の運用・調査経験を有する。ファンドマネジャーの交代の際は、原則として補佐を数年間務めた後でないと昇格させないことになっており、運用の継続性に配慮された体制となっている。調査体制としては、2014年12月末時点におけるアナリストは15名、うち2名は2013年、3名は2014年に新規加入しており、陣容の充実が図られている。
米国の20年リターンでカテゴリー内トップの運用手法を再現
 投資先ファンドの投資手法は、米国では定量・定性評価がともに高い「ファースト・イーグル・グローバル・ファンド」(以下、同ファンド)と同一である。同ファンドのオールデストシェアクラス(最も運用実績の長いファンド)は40年以上の運用実績を有し、2014年12月末時点における純資産額は約500億ドルとなっている。同オールデストシェアは、同月末までの過去20年間のトータルリターンではカテゴリー内で第1位、モーニングスターレーティングでも4ツ星を維持しており、米国では人気、実力ともにトップクラスのファンドである。
 定性評価では、一貫した投資スタンス、割安株投資の追及、ファンドマネジャーによる多額の自己資金の投入などが評価され、モーニングスターアナリストレーティング(※)では5項目が全て「Positive」(3段階中最高位)、総合評価では「Bronze」(5段階中3位)の評価を受けている。
 
(※)米国モーニングスターでは、主要なファンドについて、アナリストによる将来的な長期のパフォーマンスに対する相対的な優劣の判断項目として、運用プロセス、運用成績、運用・調査体制、会社全体、コストの5項目について3段階、総合評価として5段階の評価を付与している。