モーニングスターアワード2014

2014年の傾向(債券型 部門)

先進国債券が好調、金利低下・円安が追い風

 債券型部門は、「国内債券・中長期債」など国内債券を主要投資対象とする4分類、「国際債券・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」など先進国の債券を主要投資対象とする4分類、「国際債券・オセアニア(為替ヘッジなし)」など特定地域の債券を主要投資対象とする6分類、「国際債券・短期債(為替ヘッジなし)」など特定の種類の海外債券を主要投資対象とする6分類、「NOMURA-BPI(総合)連動型」などパッシブファンドが3分類の計23の類似ファンド分類で構成されます。

 2014年の債券市場では、主要先進国で金利低下(債券価格の上昇)が進みました。過去1年間で10年国債利回りは日本が0.41%、米国が0.86%、ドイツが1.39%、豪州が1.50%低下し、中でも日本とドイツは日銀とECB(欧州中央銀行)の追加金融緩和を受けてそれぞれ12月に過去最低の利回りを記録。金利低下を受けて、国内債券の代表的指数「NOMURA-BPI総合」は2014年に4.25%上昇、海外債券の代表的指数「シティ世界国債インデックス(除く日本、米ドルベース)」は2.08%上昇しました。なお、外国為替市場では14.38%の円安・ドル高が進み、円ベースでのリターンを押し上げました。

 こうした中、類似ファンド分類別に2014年のトータルリターンを見ると、債券型部門のうち「国際債券・短期債(為替ヘッジあり)」を除く22分類がプラスリターンとなりました。リターン上位10分類のうち8分類は「為替ヘッジなし」となり、円安進行がプラスに寄与しました。アクティブファンドでは、「国際債券・オセアニア(為替ヘッジなし)」のリターンが13.98%でトップ、「国際債券・北米(為替ヘッジなし)」が13.41%、「国際債券・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」が13.24%で続き、いずれも先進国の金利低下を収益機会として捉え良好なパフォーマンスを達成しました。また、「国内債券・中長期債」は3.79%と、暦年では2001年以降で最も高いリターンとなりました。

 2014年は債券型部門全体で、1兆6,059億円の純資金流入となりました。好調なパフォーマンスを背景に、分類別では「国際債券・オセアニア(為替ヘッジなし)」が4,526億円の純資金流入で第1位、「国内債券・中長期債」が4,040億円の純資金流入で第2位、「国際債券・北米(為替ヘッジなし)」が2,556億円の純資金流入で第3位となりました。

 892本の候補ファンドの中から選出された8本のファンドは、国内債券に投資するファンドが1本、先進国の債券に投資するファンドが5本、豪州の債券に投資するファンドが2本となっています。いずれも2014年に類似ファンドを上回るリターンを達成し、アクティブファンドとしての優位性を発揮しました。