モーニングスターアワード2014

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モーニングスター アワード2014

評価基準日:2014年12月31日 高利回り債券型 部門(対象ファンド:661本)
モーニングスター・類似ファンド分類:国際債券・エマージング・複数国(F) ベンチマーク:JPMorgan EMBI Global Diversified(円換算)

優秀ファンド賞

エマージング・ソブリン・オープン(毎月決算型)

設定・運用:三菱UFJ国際投信株式会社(旧:国際投信投資顧問株式会社)

投資方針

 当ファンドはファミリーファンド方式により運用され、マザーファンドを通じて新興国のソブリン債、準ソブリン債に実質的に投資する。投資対象は米ドル建てまたはユーロ建て債券のみとし、新興国の現地通貨建て債券には投資しない。マザーファンドの運用はウエリントン・マネージメント・カンパニー・エルエルピーに委託する。毎月5日決算。

選定ポイント

リターン、シャープレシオはトップクラス、下落リスク抑制が奏功
 2014年のトータルリターンは22.77%となり、類似ファンド分類平均を10.26%上回り、%ランクは4%と上位となっている。国別配分ではウクライナのアンダーウェイトやルーマニアのオーバーウェイトがプラスに寄与した。銘柄選択ではメキシコ、カザフスタンがプラスに寄与した。類似ファンド分類内では、アジアの債券に投資するファンドや新興国の現地通貨建て債券に投資するファンドなどに対して優位となった。
 2014年の月次リターンを見ると、1月を除きすべてプラスのリターンとなった。原油急落の影響で類似ファンド分類平均がマイナスとなった12月においてもプラスのリターンを維持した。また、唯一下落した1月においても、リターンは類似ファンド分類平均を1.69%上回っており、下落リスクの抑制が良好なパフォーマンスにつながっている。2014年のシャープレシオも2.52と類似ファンド分類平均を1.24上回り、同分類内で上位3%と、運用の効率性は高い。
暦年では類似ファンド分類に8勝2敗、上昇・下落局面いずれも優位
 当ファンドの暦年のトータルリターンは、過去10年のうち8年で類似ファンド分類平均を上回っている。リーマン・ショックがあった2008年や欧州危機があった2011年など、新興国債券が下落しやすいリスク局面において類似ファンド分類平均を上回っただけでなく、これらの危機後の反騰局面である2009年や2012年においても同平均を上回っており、上昇・下落のいずれの局面においても良好な運用成績を残している。
 当ファンドのモーニングスターレーティングの推移を見ると、2014年12月末までの54カ月で4ツ星以上となっている。一部の地域特化型の新興国債券ファンドに比べて幅広い国・地域に分散することにより、リスクを抑えながら良好なリターンを達成している。
ウェリントンは海外で高評価、新興国債券ファンドは5ツ星
 マザーファンドを運用するウエリントン・マネージメント・カンパニー・エルエルピーは、海外で高い評価を受けている。同社が運用する外国籍オープンエンドファンド(最も古いシェアクラスが対象)のモーニングスターレーティングを見ると、2014年12月末時点でレーティングが付与されている20本のうち7割の14本が4ツ星以上と上位の評価を受けている。中でも新興国の債券に投資するファンドが5ツ星と最高評価であり、運用力の高さが示されている。
 マザーファンドはチーム運用制を採用しており、5人のファンドオマネジャーで構成される。主担当ファンドマネジャーは設定来担当しており、運用・調査経験年数は28年と経験豊富である。マザーファンドの運用に関わる債券アナリストは16名、平均経験年数は16年と、充実した陣容となっている。
 なお、当ファンドは「ファンド オブ ザ イヤー」の優秀ファンド賞を 2009年と2013年に受賞しており、今回で3度目の受賞となる。また、2011年と2012年には同じマザーファンドに投資する為替ヘッジありのファンド「エマージング・ソブリン・オープン(毎月決算型)為替ヘッジあり」が優秀ファンド賞を受賞しており、これを合わせると計5回の受賞となる。